[学生編]キャリア形成~自分の頭で考える重要性~
こんにちは、ゆうじです。
note見てくださりありがとうございます。この文章を書いている私はこんな人です。
はじめに
本書は主に学生をターゲットに執筆した内容となっています。学生時代はたくさんの選択肢があって逆に何をすればいいんだ?状態になる傾向にあると私は考えます。
実際、私も何でもできる時間はあるものの、ほとんど何もしませんでした。そうしたら就活する時期になり、否応なく就活をしました。
ですが、そんな私はでも今は年収1000万以上稼いで週休3日のフリーランスITコンサルタントとして働いています。稼働率は80%以上の案件には入らないので、隙間時間にゲームをやったりしています。
本書は3部構成のうちの1番目のものになります。学生時代を中心に執筆しているので既に社会人で働いている方は2部『[SIer編]キャリア形成~先輩の顔面をモニターに叩き込みたい~』から読むことをオススメします。(2022.8月現在執筆中です。)
本書は私の学生時代を紹介します。今後のキャリアを形成するにあたっての参考になればと思います。
大学へ入学
私は大学受験で哲学科を志望して無事そのまま哲学科へ入学することができました。何故哲学科を志望したかと言うと、倫理の授業が好きだったからです。(何て素直な子…)
このころの私はかなり頭カチカチだったので、「大学は勉強するところ!」と思っていました。
しかし、実際、大学は勉学でそんなに忙しくありません。卒業に必要な単位をとるのであれば、空き時間はかなりできます。
じゃあその空き時間何すればいいんだ?となります。学生らしく私はサークルの門を叩いてみました。
ノリについていけませんでした。
かくして私は大学1年の春にスタートダッシュを切ることは失敗しました。
じゃあサークルに所属しなかったかというと、そうでもないです。一応2年生の時に小規模なサークルに入って合宿に行ったりもしました。しかし、サークルといえど週に1回くらいでした。やはり暇でした。
何すればいいんだ?何すればいいんだ?
そんなことを考えていたら大学3年生の就活の時期になっていました。
就職活動へ
とりあえず合同説明会に行ってみるものの、自分が入りたい会社などありません。というか会社多すぎてどこの会社がいいかもよくわかりません。
そんな日々を過ごしていると親が「商社とか向いているんじゃないのか?」と言ってきました。これが苦労の始まりでした。
総合商社含め商社を受けてみたものの、全滅。そりゃそうです、商社に入りたい動機はないし、そもそも商社がどういうことをしているかよくわかっていなかったんですから。
商社に全滅したものの、公務員試験は周りで受験する人が多いし受験時期も一般企業より遅かったので、私は公務員試験を受験しようと思いました。勉学はそれなりに自信があったので、いけるかなと思っていました。
ところが、マクロ経済やミクロ経済、行政法、憲法など新しい教科がありそれを覚えるのがかなり大変でした。というか、実質よくわかりませんでした。その結果、専門科目がない市役所などを受験しましたが、やはりこれもうまくいきませんでした。
そんなこんなしているうちに大学4年間は終わろうとしていました。このままじゃヤバイ、、、と初めてなりました(遅い)。私は親に頼み込み就職留年させてもらいました。新卒というカードを手放したくなかったからです。
とはいえ、もう3月、、、いまから就職活動を始めても既に就職活動している人に追いつけるわけがない、、。ここで私は大学院へ入学することはどうなんだろうか?という思考になりました。
理系であれば大学院に進学してから就職する人もいる。私は文系だが、大学院で良い大学に行けば就職も戦えるのではないか?と考えるようになっていました。(この時初めて自分の頭で考えて行動するようになっていました。)
大学院進学を調べてみると、大学院は文科省の政策?でかなり数も増えて入りやすくなっているとのことでした。いわゆる学歴ロンダリングがしやすくなっていることがわかりました。大学受験より大学院受験のほうが簡単だということがわかりました。
今から就職活動を始めても(既に3月)遅いことはわかっていたので、私は大学院進学を決めました。大学院を選ぶにあたっては、哲学科は念頭にはおきませんでした。就職に有利な大学院を選んでいきました。
当時はいわゆる文理融合の学科が流行っていました。文系の知見も理系の知見も含めた複合的な視点で研究をすることが重要だと言われていました。これであれば、私の文系出身というハンデも消して就職活動できるのではないかと思い、そういった大学を狙いました。
大学院受験は確かに大学受験と比べると必要な労力は少なかったです。勉強しなければならないのは、英語と論文くらいでした。しかも本腰入れて勉強した期間は3か月程度。論文は大学院予備校で何度も添削してもらいました。
英語はもともとそんなに苦手ではありませんでした。試験には事前に受けたTOEFLのスコアを提出することになっていました。点数自体は事前に受けたテストで合格ラインまでの点数を取ることができました。
結果、狙い通り志望大学に入学することができました。
大学院に入学してリセット
大学院に入るときには私は24歳になっていました。大学受験の際は1浪、大学院受験の際に1留しているからです。ですが、入学した大学院は年が結構バラバラだったので年齢はあまり気になりませんでした。
30歳手前で新卒採用受けて有名企業に入学していた先輩もいました。
何にせよ私は大学院に入学したことによって再度就職活動を準備する期間を得たのでした。
私はこの期間かなり本を読みました。というのも、世の中のことを知らなすぎると気づいたからです。当時はギリシャ危機が起きていましたが、なぜギリシャ危機が生じることによって日経平均株価が下がるのかさっぱりわかりませんでした。
本は図書館に行って興味のある本を片っ端から読みました。経済関連の本が多かったように思います。また、新聞も読みました。図書館に行けば新聞はタダで読み放題だったので。
そうやって段々と世の中の仕組み、世の中が何で動いているか、というのを勉強し始めました。
再び就職活動へ
大学院は割と少人数で生徒同士の結びつきも強かったので、私は孤立したり、やることがない、という状態に幸運にもなりませんでした。
フィールドワークやゼミなどで学生生活は充実していました。
そうこうしているうちに再び就職活動の時期に入ってきました。私は前回の失敗の轍は踏まないようにしようと思っていました。
そもそも私に何が向いているかなど考えてみましたが、わかりません。そう、わからないのです。わからないことがわかったので、何に向いているかプロに聞いてみることにしました。
私は新卒向けの就活塾の門を叩きました。考えてみれば中途採用はすべてエージェント仲介での入社が基本なのに、新卒向けにはそういったことが行われないのがおかしいのではないか?と私は疑問に思っていました。
なので、新卒向けにもコーチのような人がついてよいのではないか?という思いから就活塾に入ってみました。
結果、これが正解でした。実際の就職活動の面接では結果しかわからないので、何がよくて何が悪かったかがわかりませんが、就活塾では良いところと悪いところもちゃんと説明してくれました。
そのおかげもあって大手SIerに就職することができました。私は当時見た目もやせていたし、声も大きくなく、おとなしい方だったのでSEが向いていると就活塾でオススメされたので、IT系の会社を志望していました。
実際、コンピュータは嫌いじゃなかったし、ガンダムやアニメも好きだったから適正はあったのだと思います。
自分の頭で考えるようになっていた
私は学卒の時の就職活動で一度失敗しています。エントリーシート自体出した会社は30社程度でそこまでは多くはないです。
ですが、「自分が何をしたいか」、「自分は何が向いているか」ということを全く考えずに学卒の時は就職活動していました。その結果、就職活動の軸も定まらず受ける企業もバラバラでした。
能力が高い人であれば企業が何を求めているか感じ取り、どんな会社受けても企業が欲しい人材を演じることができるのかもしれません。ただ、私はできませんでした。そのため大卒では一社も内定を得ることができませんでした。
ただし私はこの失敗から「こうなるのではないか?」という自分なりの考えを持って色んなことを行動するようになっていました。
そして不思議なことに自分で考えたことはその通りになることが多いように思います。(その通りになっていないことは都合よく忘れている可能性もありますが。)
SIerに入社した動機/戦略
私は2022年現在、フリーランスのITコンサルタントです。ですが、最初からITコンサルタントになろうと思っていたわけではないです。
むしろ最初はSIerでバリバリ働こうと思っていました。実際、転職するまではバリバリ働いてはいましたが。
私がどんな基準でSIerを選んだかと言うと、大学院の同期くらい優秀な人がいないとこなないか、という基準でした。というのも、私の大学院の同期はコンサルティングファームや総合商社、国家公務員という就職難易度Sランクの会社に合格していました。
2年間の大学院生活で大学院の同期には敵わないなと思っていました。ゼミのプレゼンの内容、英語力、論理的思考、ストイックさ、どれも勝てる要素はないと思っていました。
この同期には勝てないが、ではその同期と2年間切磋琢磨してきた自分は大学院の同期が行くような会社じゃないところに入ったら、ライバルがそこまで強い人がいないのではないか?むしろその企業では活躍できるのではないか?と思っていました。
そういった思考の元企業を選び、実際に志望した会社に入ることができました。
その結果、狙い通りになったかは次章で話そうと思います。
学生時代に何をすべきか
私は学生時代に一度就職活動に失敗していますが、結果として大学院時代に満足のいく就職活動の成果を得ることができました。
これは、「自分の頭で考える」ことができるようになっていたからだと思います。自分なりにどういう理由で会社を志望し、どういう理由で大学院に行ったか、すべて話せるようになっていました。
そして、巷のニュースや報道などを鵜吞みにせず、まず疑いからものごとを見る癖がつきました。この癖がついたのは収穫でした。
しかし、だからといって学生時代に満足のいく学生時代を送れたかというと決してそうではないです。特に大学1年生、2年生はほとんど何もやってないと言っても過言ではないです。
昔よくやっていたゲームを引っ張り出してひたすらゲームをやっていた記憶です。
では今大学生に戻ったら何をしていたか、と聞かれると「遊び」と答えると思います。
趣味でもなんでもよいですが、自分の欲求に素直にひたすらやりたいことをやっていたらよかったなと思います。
特に今はTwitterなどのSNSであらゆる情報にアクセスできますし、社会人の人ともコンタクトが取りやすい。実際、私は社会人になってからSNS経由で何人も学生に会ったことがあります。
学生という身分であれば多くの社会人が快く色んなことを教えてくれます。プログラミングでも海外旅行でも、ナンパでも、何でも時間の制約がないのは大きいです。
とはいえ、金がないというのが学生はネックです。ただ、そういった縛りがある中で実施する「遊び」というのは楽しいものだと私は思います。
「金」がないという縛りゲームをやっているようなものだと思います。やってみると意外にも縛りゲームは楽しいものです。
学生時代にやっておいた良かったこと
とはいえ趣味なんてない、という学生もいると思う。私自身もそうでした。なので、ここからは私の経験談も含めて学生時代にやっておいてよかったことを紹介します。
留学
私はカナダと韓国にそれぞれ短期留学したことがあります。
カナダは1か月強、韓国は1か月弱でした。どちらもとても刺激的でした。目に入るものすべてが新鮮に映りましたし、違う言葉を話す人と交流するのはとても面白かったのを記憶しています。
また、同じ人間なのに文化が違うことによって考え方も異なるということもわかりました。人間自体文化に規定されるところも大きいのかなと思った記憶があります。
また、単純に海外に行った経験というのは人と話すときに便利だったりします。どこかに行ったという話題は趣味と同じようなもので、仲良くなるのに手っ取り早い話題だったりするからです。
英語学習
英語はフリーランスとなった今でも非常に役に立っています。というのも案件で英語を使用するからです。
それに、英語を使ってコミュニケーションするのは単純に楽しいです。
また、海外に行った時も英語が使えると行先や店での注文にも困りません。
さらに言ってしまうと、IT関係に仕事につくとプロダクトやコードはすべて英語なので、英単語を知っていると知っていないとではだいぶ理解度に差がついてしまいます。
サークル
冒頭で話した通り、私は大学1年でのスタートダッシュに失敗しています。サークルに入れなかったからです。
ただ、大学生というとサークルでのリア充生活に憧れるというもの。私は何としてもサークルに入りたかったです。
そんなときに大学の非公認サークルである小規模バドミントンサークルを発見しました。
週に1回や2回活動しているみたいで、常に部員を募集している様子。部員もそんなに多くないので当時チー牛な私は2年生ながらもサークルの門を叩いてみました。
結果、部員は10人未満だったのもありすぐに打ち解けることができました。
3年生の時にはサークルで初めて合宿に行けたので、一応大学生としてのスタンプラリーの一部であるサークル合宿は達成できました。
私としては大学生時代に大学生っぽくサークルに入りたかったので、それが達成できたことは今後心残りがないものとなるのでよかったと思っています。
ナンパ/恋愛
この項目は私が大学生時代にできなかった項目です。おかげで社会人になってから苦労しました。。
ナンパや恋愛は可能な限り学生時代に遊び尽くしておいたほうがよいと思います。
別にすべての人がすべきこととは思いませんが、人間である以上三大欲求の一つである性欲は無視できないものだと思っています。
日本では割と女遊びや男遊びはタブーとされている風潮が強いですが、大人になってから遊ぶよりかは学生時代に遊んでおいたほうが世間体的にも圧倒的に良いです。
とはいえ中々出会いがないという人もいると思います。そういった人には私は「マッチングアプリ」をオススメします。
というのも、IT業界はあまり出会いがないことが有名で結構「マッチングアプリ」を利用している人が多いです。
私が学生時代はネット上で出会いをするのは危ないイメージがありましたが、現在はあまりそういったイメージもないので、積極的に活用してよいと思っています。
学生時代に読んでおいてよかった本
私は学生時代に結構な量の本を読みました。というのも、世の中がどのように回っているのかさっぱりわからなかったからです。
もちろん、学生時代は金がないので本は新品で買いません。基本的に図書館で読むか、図書館で借りて読む。またはブックオフで100円のものを買って読んでました。
以下に当時私が読んでおいてよかった本を紹介します。
・和田秀樹 『受験は容量』
これは厳密には大学受験の浪人中に読んだ本です。受験の裏技的な考え方を教えてくれます。当時の私は数学はセンスが必要だと思っていたので、「数学は暗記でよい」という言葉は衝撃的でした。
・森永卓郎 『年収300万円時代を生き抜く経済学』
当時私は留年生だったので、金はほとんどありませんでいた。なので、必然的に金関連の本に興味が湧いてました。
読む本はほとんどタイトルで決めてました。そして、当時このタイトルはかなり衝撃的だったので手に取りました。
2010年そこらだったと思いますが、当時は年収300万がスタンダートになるとは思っていませんでした。しかし、現在はスタンダートになりつつあります。
そういった意味ではこの本は先見の明があったということになります。
・大前研一 『大前流心理経済学 ためるな使え』
経済学と言えば「大前研一」という人もいるでしょう。私の父がかなり大前研一好きだったので、作者自体は知っていました。
なぜ経済が停滞しているのか?なぜ不景気なんだろう?という当時の私の疑問に答えてくれた一冊でもありました。
終わりに
私の学生時代から就職活動までを紹介させていただきました。
本noteでは私の学生時代や就職活動の過ごし方を通して読んでくださった方のキャリア形成に参考になればと思っています。
私は学生時代は何してもよいと思っています。ただ、何してもよいというのは意外と苦しいものでもあると思います。
「何食べたい?」聞いたときに「何でもよい」と答えられたら困りますよね?そんな感覚です。多すぎる選択肢はかえって困ってしまうんです。
なので、本noteで少しでも学生生活の参考になればと思っています。
ただ、敢えて一つ学生時代に身に着けておいてよかったことが何かを言及すると、それは「自分の頭で考える癖」です。
大学院に行ったのも、就活塾に入ったのも、SIerに入ったのも、全て自分の頭で考えて実行しました。周りで同じように行動している人はいませんでした。決断は孤独でした。
しかし、その結果、今では収入的にも時間的にもゆとりのある生活をおくることができています。
特に最近では物事の変化のスピードが早いです。ひと昔前で非常識だったのものは今では常識になったりします。例えばYoutuberがあれほど人気のある職業になると誰が想像できたでしょう。
そういった固定観念にとらわれずに物事を考える、そういった癖を学生時代につけられたら今後のキャリアを考えるにあたってはかなり有用になると思います。
お読みいただきありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?