徒然物語124 始末書

営業部長様

先般、お電話にて一報を入れました通り、

お客様から苦情をいただきましたので、ご報告します。

苦情発生日:〇月〇日〇時  天候:曇り

その日、店舗の営業は休日ということもあり繁忙でした。

店頭販売分のお弁当がなくなってきたころ、テイクアウトのご依頼がありました。

場所はすぐ近所であったため、私が配達バイクで向かうことにしました。

目的の家は事前にナビで調べていたため、すぐに見つかりました。

車庫に1台分の空きスペースがあったため、邪魔にならない脇に停めようとした、その時でした。

飼い犬のチワワが飛び出してきたのです。

あっと思ったときには回避が間に合わず、前足の先を轢いてしまい、ケガをさせてしまいました。

事情をお客様に説明し謝罪したところ、苦情となったものです。

その後、店長と改めてお詫びに伺い、「以後、気を付けてください。」とお許しをいただきました。

幸いチワワは軽傷で、現在は完治しています。

駐車場に人がいないことのみを確認し、チワワが飛び出してくる想定を怠ったのが原因です。

今後の改善策として、人はもちろん、付近に子犬(特にチワワ)がいないかにも細心の注意を払って運転します。

上記内容に相違なく、処分内容に異議はありません。
以上。



営業部長「う~ん…チワワの小さい前足をピンポイント…むしろどうやったら轢けるの??」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?