徒然物語100 犬の気持ち
ワンワン!
(やっほーい!今日はご主人様お休みみたいだから、公園へ連れて行ってくれるって!)
ワンワン!
(今日は平日ってやつだけど、随分珍しいワン!)
ワンワンワン!
(いい天気だし、思いっきり走り回れて最高!)
ワワン!?
(うわっしまった!このベンチ、ペンキ塗りたてだっ!思わず飛び乗ったら、前足にペンキがついちゃったよ!)
クーン。
(こりゃ、落ちそうにないなぁ…舐めるのは体に悪そうだし…)
「ありゃりゃ。轟天丸、前足…てか、手が真っ赤じゃないか。」
ワン?
(ご主人、何か言ってる?)
「これがホントの、『ワン・ハンド・レッド』なーんちゃて!」
ワンワン?ワワーン!
(ご主人様何言ってるんだ?一人で笑ってる…
轟天丸が僕の名前ってことくらいしか、人間の言葉わからないけど、
何だか嬉しそうだから、めでたいってことにするワン!)
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