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親の病気
父はステージⅣの癌の治療をしている。
69歳の誕生日の2日後に癌の告知を受けて
何の治療もしなければ、余命半年。
そこから
1年2ヵ月辛い治療をして、70歳になった父。
最近、骨の転移から痛みが辛そうだし
身体も痩せ細り、しんどい状態。
誰もが、病気になるし、歳を取り、命の最終駅に向かうのが自然な事なのに。
親の病気、近くに訪れてしまうかも知れぬ死に対して、私は不安と哀しみを感じる。
ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします」を観て来た。
認知症のお母さんと、それを支えるお父さんとの日々の記録。
どんな形でも、一緒に過ごす日々の尊さを感じた。かけがえのない存在なのだ。
私や母や兄にとっても、父はかけがえのない存在であり、生きていて欲しい。
一緒に時間を過ごせる事、大切な人が穏やか1日を生きて、ご飯を美味しく食べれる事、その姿を見れる事がどんなに凄い事なのか。
日常のささやかな当たり前が、失われた時に
身に染みて有難い事だと気付く。