【偽物の偽物現る】ライアー・ライアー 小説3巻 感想
はじめまして、シノと申します。ライアー・ライアー3巻の感想を書いていきます。今回で登場人物が一気に増えましたね。私の推しカプが初登場です。それではよろしくお願いいたします。
あらすじ
ざっくり登場人物紹介
篠原緋呂斗(しのはら ひろと)【学園島最強】
等級:7ッ星。英明学園2年生。幼馴染と再会するために学園島に編入。とりたてて取柄はない能力は最低クラスのラノベの王道主人公。編入直後に当時学園島最強の更紗との決闘に運のみで勝利してしまう。能力最低であることを隠し偽りの学園島最強として、唯一持った演技力ととっさの機転を頼りにイカサマを使い勝ち抜いていく。
姫路白雪(ひめじ しらゆき)
等級:4ツ星。巨乳で銀髪で家事万能でスーパー美少女。緋呂斗が通う学園の学園長から派遣され同棲住み込みで働く。イカサマ組織「カンパニー」のリーダーで緋呂斗をサポートする。
彩園寺更紗(さいおんじ さらさ)【女帝】
等級:6ツ星。赤髪ロングのいじっぱり系ヒロイン。学園島の元最強。転校初日の緋呂斗に決闘で敗れる。実は彩園寺更紗の影武者であり、正体がばれないように緋呂斗と共闘するようになる。
榎本進司(えのもと しんじ)【千里眼】
等級ランク:6ツ星。英明学園生徒会長。瞬間記憶能力を持ち、全国模試1位をとるほどの天才中の天才。幼馴染の七瀬とは犬猿の仲。
浅宮七瀬(あさみや ななせ)【金色の夜叉】
等級ランク:6ツ星。運動神経抜群、スタイル完璧な金髪ギャル。幼馴染の榎本とは犬猿の仲。
ざっくり要約(ネタばれあり)
激動の区内選抜戦を制したばかりの緋呂斗たちに新たな展開!
なんと、突然「本物の更紗」を名乗る少女がアイチューブ上に現れます(姿形もそっくり)。まぁ更紗は本当に偽物なのですが
影武者(ドッペルゲンガー)と呼ばれる彼女は、本物の更紗に宣戦布告を仕掛けます
来たる学校対抗戦〈アストラル〉にて本物の彩園寺更紗の名をかけて戦うことに!
影武者を抜きにしてもアストラルは学園島の猛者が一堂に会する大イベント。緋呂斗や更紗を筆頭に、1巻で登場した中二病かつストーカー【不死鳥】こと久我崎晴嵐、対戦した相手を島から退場させるほど残忍な手段をとる【絶対君主】こと霧谷凍夜、戦場で会ったら迷わず逃げろとまで言われる一撃必殺のアビリティを持つ【鬼神の巫女】こと枢木千梨など、書いていて恥ずかしいほど厨二設定で、ヤバそうなキャラクターたちが登場します。
イベント初日は大した出来事もなく終了。その夜、緋呂斗は泊まったホテルの食堂にて、謎のゴスロリ中二病少女の椎名紬と遭遇。緋呂斗に懐いた彼女と夜通しゲームで遊びます。大会中なのに呑気だな。今回のキーパーソンですが、今のところは無害なかわいいだけのロリです。
イベント二日目。緋呂斗たち英明学園は、結川奏率いる茨学園と遭遇。停戦を提案する結川に対して応じる構えを見せた緋呂斗でしたが、停戦締結の直前に七瀬が相手選手を攻撃します。緋呂斗も含めて味方はパニックになり、戦闘に移行しますがなんとか勝利。ですが、急に戦闘を始めた七瀬に対して榎本が詰め寄り雰囲気は最悪に。急に攻撃した理由はこのときは明かされませんでした。
そしてイベント二日目の終盤に事件は起こります。なんとある学校の生徒が味方の生徒を攻撃してチームを壊滅させてしまいました。そしてその生徒は西園寺更紗に姿を変えたのです。
影武者は誰にでも姿を変えることができると判明し、百面相(カメレオン)とよばれるようになります。3日目より各学校は味方すらも信じられず疑心暗鬼に陥ります。英明学園も例にもれず、特に榎本と浅宮の仲は昨日の出来事もあり、さらに険悪に。ついには二人とも3日目の午後はイベントに参加しないと宣言してしまします。なんだこの展開そして3人になっとところを【鬼神の巫女】こと枢木千梨(令和の世に帯刀しているヤバい女)に狙われてしまいます。
緋呂斗はイカサマとカンパニーの助けを得て、なんとかこれを退けることに成功。
ぎりぎりのところで3日目を生き残ります。
ですが、この時点で英明学園は最下位。トップは百面相を要する聖城学園。その差は絶望的です。
ホテルに戻った緋呂斗らは試合をバックレた二人と合流。緋呂斗は反省した榎本から浅宮を心配した上での行動だったと釈明を受けます。その言葉を陰で聞いていた浅宮。照れる二人。早く結婚しろ。また、実は茨学園との決闘時、最初に攻撃を仕掛けたのは茨学園でした。浅宮のみが神速のインパルスで反応し、迎撃できたというわけですね。お互いの行動の理由を把握できた二人は元の犬猿の仲に戻ることができました。
しかし、最後に衝撃の事実が判明。なんと緋呂斗は3日目の最後に自分で自分を攻撃し、ゲームから脱落していたのです。驚嘆する榎本やまだ理由を理解できていないチームメイト。もちろんこれには理由がありますが、今回はここまで。次の巻でどのように巻き返しを図るのか。楽しみに読んでいきたいです。
感想
新キャラがたくさん出てきました。そのなかでも榎本×浅宮は推せます。お互いを想いあっているのが丸わかりで今後の進展に期待です。
各学園にもライバル的なキャラが出てきましたが、ラノベらしくコテコテの二つ名がついており、書いていてちょっと恥ずかしくなります。でも嫌いじゃない。
展開的に雑な所はありますが(3年二人が急にイベントをボイコットするなど)、それなりに楽しく読んでいます。キャラクターを好きになれるかどうかな気がします。
それではここまで読んでいただきありがとうございました。
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