【エビ天リング】ジングルを流す条件
現在「ひとくちエビ天リング」という動画シリーズを投稿しています。このシリーズの大きな特徴は、動画の最後で見所と供にジングルが流れるというもの。アニメジョジョの奇妙な冒険の「To Be Continued」のようなイメージです(実際これを真似して作りましたし)。
ですが、回によってはジングルを流さない場合もあります。コレは、なんとなくそうしてる訳ではなくて、ちゃんと意図があってそうしてます。
ジングルを流せない動画
ジングルは動画の最大火力、つまりオチのタイミングで流しますが、落下死がオチになってる動画は流れないものが多いです。これはなぜかというと、「最大火力のタイミングで、視聴者が状況把握できてない」からです。例えばこの落下死のオチ
この動画の最大火力となるのは上のシーンです。まぬけに足を滑らせた瞬間で、是非ともジングルを流したいのですが、イマイチ状況が分かりにくいです。オチのキモなのが「落下死」ですが、この写真だけだと、まだ落下死が確定したのか分かりませんし、ボスに目が行きがちで落下に気付いてもらえてない可能性もあります。つまり「最大火力のタイミングで、視聴者が状況把握できてない」ワケですね。この状態でジングルを流しても、「急に終わったけど、どこがオチ?」と言われかねません。
視聴者が状況把握できる可能性が高いのがこのシーン。情報量が限られ、落下死したのが一目瞭然です。視聴者が状況把握できていますが、このシーンでもジングルは流せません。というのも、「最大火力でない」からです。もうジングルを流すにはタイミングが遅すぎます。最大火力はオチが画面内に表示された(足を滑らせた)瞬間であって、このシーンではありません。
視聴者に状況を理解させるのが一番大事
せっかく動画を作りこんでも、視聴者が状況を理解できてなければ面白さが伝わりません。そのためにも、あえて情報を減らしてオチに意識が向くようにしたり、セリフで誘導したりと色々工夫をしてます。こういう話って実況動画に限らず、ゲームや漫画、映画など、色々なものに当てはまります。これらもまず冒頭で全体像を見せて状況把握させますからね。創作は共通の理論が結構あって面白いです。