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敵わないな、年甲斐もない。
一年が経つということになんの意味があるのか。不思議でならない。毎年、この時期になるとお笑いの特番が飽きるだろというぐらいやり、人々はやる気もないことを今更気づいて焦って穴埋めしようとし、綺麗にまとめようとする。それは他人事でなく、自分自身もそれを無視できずただただ流され周りに足並みを合わせてしまう。そんな季節がとても嫌いで、とくに元旦というなまぬるい過ごし方に嫌悪感を抱く。そんな自己を変人のように
もっとみる11な、11なはもういいと
11月は誇れるほど体たらくな月だった。先月のなにかと忙しい日々に対して、ただ日に日に年はくれ、ぬくぬくとストーブの前でうたたね、体を起こし布団に入る。そんな毎日を送っていたに違いない。意味もなく制作とカッコつけて人形を作ったり、光る粘土で遊んだり、要らぬものを運んだりすることが毎日で楽しいと思いつつ、後ろめたく思うのは当然に感じる。何か自己のエッセンスを日に日になくしているにではないかと疑問に思う
もっとみるしけた8竹、消えない蝋燭
8月は不平不満もないような日々でした。大学も休みに入り、このご時世外に出ることもない。ただ肉塊を切り崩して食すような淡々とした生活。これは4月、5月も似たような生活だったのですがあの時のような堕落とは違い、むしろ熟成していくように感じます。先月までは否応なく多人数と絡みもつれ疲れ果てていたのですが、この一ヶ月で私自身あまり多くの人との交流をすると逆にストレスなのだなと発見しました。物事、どこかに「
もっとみる不幸を預ける7屋もない
7月はドッペルゲンガーのようだった。大学も始まり、少しずつなれだした。前までは人と関わるなんてどうでもいいなんて思っていたが、結局元はおしゃべりで自意識が高い人間なもので人と話すと言うことはやはり楽しい。1年間ほぼ一人で製作していた身としてはこの環境はなんだかんだ嬉しいと思ってしまうのは必然なのかもしれない。いやそうしよう。その方が気が楽でいいもんだ。
しかしこう人と喋るようになると気づいたことが
悔いなし、用無し、6でなし。
6月は写鏡のようであった。学校もようやく始まり、今一度自分に身分が与えられたということを噛みしめることになった。そのような環境に出会いというものは不可欠で、それは拒むことも受け入れていくということも自分にはハードルが高いものだと実感した。その実感はあまり身にはなってないように感じる。
先月まで恋い焦がれる男であった私もいざ学校が始まってしまうとやはり億劫なもので、自分の中の空想と未来はノストラダム