年末年始 アダム・ドライバー祭り
Netflixで配信中の「マリッジ・ストーリー」を観てうっすらとは感じていたのですが、スター・ウォーズep9を観るために、ep7とep8をダラダラと見返している時にちゃんと気づきました。
もしかして、私、アダム・ドライバーが好きなのではないかと……
「妹の恋人」・「シザー・ハンズ」・「エド・ウッド」に出ていた頃のジョニー・デップ、「スーパーバット」のセス・ローゲン、「マイティ・ソー」のロキ役のトム・ヒドルストンといったダメ男役が似合う役者がもともと大好きです。
アダム・ドライバーは、このジャンルの役者ではないかという事を「マリッジ・ストーリー」を観て確信しました。「マリッジ・ストーリー」のチャーリーは、演劇への才能はあるが、それ以外はだめだめな夫。昔から、『才能はあるのだけどダメ』このタイプに弱いのはよくわかっているのです。
これは、アダム・ドライバーについて考えないといけないという事で、年末年始の暇な時に、一人アダム・ドライバー祭りを開催することにしました。
そして、アダム・ドライバーも出演していたはずだという事で、年末ちょっと話題にしていた「フランシス・ハ」を見返しました。
「フランシス・ハ」のアダム・ドライバーはそこまで印象に残る役ではないのだが、フランシスの人生がなんだかうまくいかないことを端的に表している場面で、彼は登場する。フランシスがちょっと良いレストランで、アダム・ドライバー扮する友人に食事を奢ろうと思ったのに、クレジットカードが使えず、お金おろしに街を走り、そして転んでしまうシーンがとても好きだ。『人生ってあんまりうまくいかない事の方が多い』と、ついついフランシスに感情移入してしまう。
『フランシス・ハ』は、アダム・ドライバー抜きにしても好きな映画です。
若干脱線しましたが、アダム・ドライバー祭りの次の作品は『ブラック・クランズマン』を選びました。元々観たいと思っていたのですが、劇場公開を見逃していたので、これを機に観ることにした。
観てよかった。とてもコメディとして面白いかったし、アメリカの人種差別について新たな知識も得られました。もちろん、主役の黒人刑事ロンの相棒の白人刑事フィリップ役のアダム・ドライバーは、ちょっとダメな男な感じもあり、演技も良くとてもよかった。
その後『沈黙 ーサイレンスー』も見返して、アダム・ドライバーが演じるガルペ神父も不安定な神父がとてもよかったし、『ザ・レポート』のダニエルもかっこよく、すっかり私は、アダム・ドライバーファンであるという自覚が生まれました。
その間に、ちゃんと『スター・ウォーズ ep9 スカイウォーカーの夜明け』も鑑賞し、カルロことベンも良い感じでした。
スター・ウォーズ ep9 については、まあ言いたいことはほどほどにあるのですが、アダム・ドライバーとしては満足です。
ということで、この2020年から私の好きな俳優に、アダム・ドライバーの名前が刻まれました。
最後の仕上げは、だめだめであろう『テリー・ギリアムのドンキー・ホーテ』を観てこの祭りを終えるつもりです。
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