映画『ブレット・トレイン』冒頭紹介
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《あらすじ》
作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピット主演でハリウッド映画化したクライムアクション。
いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ。
そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。
盗みは成功したものの、身に覚えのない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。
列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。
共演に「オーシャンズ8」のサンドラ・ブロック、「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之ら豪華キャストが集結。
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《作品の冒頭紹介》(CV.猫美)
木村は病室で、何者かに屋上から突き落とされ、寝たきりの息子の前にいた。
テレビでは毒蛇が盗まれたニュースが流れている。
木村の父親がやってきて、病室の扉をあけた。
「父親の役目は家族を守ることだ。孫が突き落とされたときに、父親はどこにいたんだ?」
その言葉に、何も言えなくなる木村。
その後、木村は銃持ち、復讐に向かうのだった。
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レディ・バグは日本を散策していた。
ボスのマリアから任務を受け、病欠の同業者・カーバーの代わりに、「東京発の高速列車・ゆかり号でブリーフケースを回収し、次の品川駅で降りる」という内容だった。
ロッカーで武器を受け取るレディ・バグ。
「銃はちゃんと持っていくのよ」
マリアにそう言われるものの、レディ・バグは拳銃を持っていかなかった。
「物事は平和的に解決するべきだ」
それが彼の信条だった。
新幹線に乗り込むレディ・バグ。
その新幹線には、殺し屋コンビのミカンとレモンが乗っていた。
二人は世界最大級の犯罪組織のボスであるホワイト・デスに依頼され、中国マフィアの手から救出した息子・サンと、奪い返した身代金の入ったブリーフケースを、京都まで護送している最中だった。
「俺は機関車トーマスから人間を学んだんだ」
「シールをしまえ」
機関車トーマスのシールを持ち出し、サンに説教するレモンに、ミカンはあきれていた。
さらに木村もそこに乗車していた。
自分の息子を突き落とした犯人を捜す木村。
指定した場所に行くと、そこには女子高生がのっていた。
「ソーリー。人違いだった・・・うっ!?」
油断した木村を、女子高生のプリンスが気絶させる。
「私が犯人だよ。おじさん」
プリンスは世界的犯罪組織のボス『ホワイト・デス』を暗殺するために、新幹線に乗ったのだった。
その頃、レディ・バグはブリーフケースを探していた。
とあるケースに目がとまる。
「マリア。確認していいか?」
「何?」
「列車のシールがはったブリーフケースだよな?」
「そうよ?」
「驚いたね。――もう見つけたよ」
マリアに報告し、新幹線を降りようとするレディ・バグ。
そこに異様な男が乗り込んできて――。
(つづく)