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メーデーのパーティーフード♪【YUKI】

Moi!
こんにちは。YUKIです。
いつも読んでくださってありがとうございます。

今回もキッチン番長の登板です!
今日はフィンランドの春の訪れをお祝いするお祭りについて書いていきたいと思います。

5月1日のメーデーというと、日本では労働者の集会?選挙に向けた立候補予定者の恰好のPRの場?とあまりピンときませんが、フィンランドではメーデーは祝日でVappu(ヴァップ)と呼ばれ、皆が街に繰り出してどんちゃん騒ぎする伝統があります。

この時ばかりは、現役の学生から元学生だった年配の方までみんな白い学生帽を被って、堂々と外でお酒を飲んで騒いで良い日。公園に行ってピクニックをする日でもあります。

私はGWを利用してフィンランドを旅行する機会が多かったので、過去2回この日に遭遇しています。春と言ってもフィンランドでは桜が咲くのはもう少し先で、まだこの時期は雪がちらつく日もあり、ピクニックするにはかなり寒そう…。それでもみなさん元気に屋外に出て、春の日差しを浴びながら陽気に楽しんでいます。

街中の様子


メーデー前日の4月30日は学生さんメインの日。ヘルシンキの元老院広場周辺では、カラフルなオーバーオールを着た人達で賑わっています。
初めて見た旅行者からすると、沢山のワッペンを貼りつけたオーバーオールを着て若い子達がたむろしている不思議な光景。
人との距離が近くならないフィンランドに敢えて選んで来たはずなのに、広場には人が大挙して押し寄せている。
まさかヤンキーの集会??
事前情報のインプットをしていなかったために、少し緊張しながら街中を散策をしたのでした。

2018年4月30日の元老院広場にて
PM8:30
オーバーオールの色は学部によって違い、企業にスポンサーを募ってワッペンを作るそう。

メーデーの近辺では、街を歩いている人や電車やバスに乗っている人達がプチ仮装をしていたりして、ハロウィンに近い感覚でもあります。

タケコプターつけてドラえもんの影響?
ママはベネチアンマスク姿、ボクちゃんはバットマン


メーデーの見せ場


ヘルシンキの中心部にある「ハヴィス・アマンダ像」の噴水の広場では、クレーンに吊られた学生達がアマンダ像目掛けて下ろされると、カウントダウンで学生帽を被せると、いよいよお祭りの始まりです。
今年は3年ぶりの開催で、街中は大賑わいだったようです。この見せ場は、TV中継もされるほど。
他の街でも車でパレードがあったり、各地でお祭りムードに包まれます。

ヘルシンキ工業大学が学生帽をハヴィス・アマンダに被せる様子 Wikipedia


パーティーフード

メーデーを祝うホームパーティーのハッピーセットとしては、ムンッキ(カルダモン入りの生地を揚げたドーナツ)とシマ(微発泡のレモネード)や、ティッパレイパ(ムンッキの生地を絞り出して揚げたかりんとうのようなもの)がスーパーやベーカリーに並びます。

ティッパレイパについては、デザイン番長の記事を読んでくださいね♪

ひろろさん著

Simaを作ろう!


今年もフィンランドに旅行に行けないGW・・・自家製シマとムンッキを作ってお祝いしながら寂しさを癒しました。

それではパーティーフードの準備を~。
ヴァップに合わせて飲めるように、数日前からsimaを準備シマ~す!

【材料】
レモン 1〜2個
水 4リットル
きび砂糖 250g
グラニュー糖または上白糖 250g
ドライイースト 小さじ1
(瓶詰めするときに)砂糖 少々
レーズン お好みの量

☆かなりの量になるので、レシピの半分くらいがちょうどいいかも(^^;

「今日もフィンランド日和」Naomiさんのブログを参考に

まずはレモンをよく洗い、皮を剥いて、中身は輪切りにして準備しておきます。
お水2リットル(半分の量)をお鍋に入れて火にかけて沸騰させます。
そこに材料のお砂糖全てを入れてかき混ぜながら溶かします。
火を止めたらお鍋を下ろして、レモンの皮と輪切りを加えます。

レモンのいい香りが部屋に充満🎵

次に、残しておいた半分のお水をお鍋に加えていきます。
このあとドライイーストを入れるので、菌が死滅しない40℃~45℃くらいになるまで冷まします。


43.5℃ このくらいでいいかな?

ちょうどいい温度になったらイースト菌を入れてかき混ぜ、ふんわりラップをして常温で一晩放置します。
翌日にラップを外して耳を近づけると、微かにしゅわしゅわ~っと発泡音が聞こえます。心地のいい音~♪ ずっと耳を澄まして聞いていたいくらい。うん、これでまずはOK!

次に、綺麗に洗ってアルコール消毒したガラス瓶などを用意します。
瓶の底にきび砂糖とレーズンを少々入れ、レモンを漉したシマの液体を注ぎます。(残ったレモンは後日、クラフトコーラに二次活用します^^)

糖分が発酵のエサになります。レーズンはお好みの量で。
瓶の周りに良い感じで泡がついてます^^
1~2日でレーズンが浮いてきたら完成の合図。
冷蔵庫で冷やしていただきます!
微発泡ですが、容器がガスで膨張→爆発しないように
くれぐれもご注意ください。


Munkkiを作ろう!


続いては、シマと一緒にいただくムンッキを作っていきましょう!
こちらはフィンランドのシナモンロールを作ったことのある方なら、生地作りはお手の物かもしれません。

【材料】2~3人分くらい
バター 40g(有塩)
砂糖 50g(グラニュー糖かきび砂糖)
卵 1個(Ⅿサイズ)
挽いたカルダモン 少々
牛乳 180cc
ドライイースト 6g
強力粉 150g
薄力粉 150g
揚げ油 適量

ボウルに常温に戻したバター、カルダモン、砂糖を加えふんわりするまで混ぜます。さらに常温の卵を割り入れて混ぜ、ドライイーストを入れてさらに混ぜます。

次に45℃程度に温めた牛乳を加え、イーストをまんべんなく混ぜながら溶かします。そこへふるった強力粉、薄力粉を加えたらゴムベラに生地が張り付かなくなるくらいまでグルテンを出すように混ぜます。

混ぜ終わったら生地が倍くらいに膨らむまで1次発酵させます。
(オーブンの発酵機能を活用するなら45℃設定で約1時間程度)
生地の膨らみ具合を確認しながら様子をみてください。

ふっくらと発酵しました(^^)

打ち粉をした製菓用シートに生地を移し、マル型やドーナツ型に成形してベンチタイム。180℃の油で揚げたら砂糖をまぶして出来上がり!

プレーン以外にもルバーブやラズベリージャムを入れても美味しいです。
私はアレを入れてみました。
グラニュー糖だけだと綺麗に張り付かないので、
ドーナツ用の砂糖を混ぜて使っています。

Hauska vappua!食べてみましょう!


ムンッキとシマ
糖分祭り\(^o^)/バンザイ

カルダモン香る揚げたてのムンッキ。いわゆる昔ながらのドーナツと違って軽めでふわふわの食感。揚げながら試食がススミマス(^^)
シマの方は、微炭酸で甘い清涼飲料水。レモン香りと皮のビター感が最後に喉を通り抜けていきます。
今日ばかりは糖分の取り過ぎに目を瞑りましょう!
個人的にムンッキは濃いめのコーヒーと一緒が良さそう。

おまけのアレンジ


今年は一度試してみたかった、あんこバージョンも作ってみました。
小豆を炊く時間がなかったので、市販のあんこを使用。
揚げた当日は、ふわふわの生地と柔らかめのあんこの食感が同調し過ぎでイマイチの食感でしたが、翌日は生地が少し硬くなったおかげであんことの相性が向上して満足の味になりました。

あんことカルダモンは思ったより喧嘩せず、
緑茶といただきたい感じ

フィンランドではメーデーに街に繰り出すもよし、家族や友人達とムンッキを食べ、シマやお酒を飲みながらボードゲームなどをしてホームパーティを楽しみます。

みなさんも良かったらこのレシピを参考に、メーデーをお祝いしてみてくださいね!

Kiitos💛 もいもい

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