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onnellisuus

  始まる前は不安だらけだった今回の一人旅、まだ途中だけれど、行くと決めてよかったと思っています。

 昨夜、念願のオーロラを見ることができました。

 今日、サンタクロース村でサンタクロースとお話をしました。嬉しい出来事もありました。

 詳しいことはまた後日書くのですが、今日、書きたいのは今の気持ちです。

 ほんの少しの寂しさと、言葉への大きな不安を抱えて始まったこの旅。

 けれど、旅が始まる前に時間を一緒に過ごしてくれた友人。ラップランドに行くと連絡をしたら時間を作って「初めまして」と縁を結んでくれた人。寂しくなった時、どうして分かるの?と思うくらい良いタイミングで連絡をくれる日本の友人。ビデオ通話で景色を見せたら大喜びしてくれた両親。全然、一人じゃなかったです。

 バスを待っていたら「分かる?」と声をかけてくれた人とは、英語での会話が成立しました。サンタクロース村ではサンタさんとフィンランド語でお話をしました。トントゥの女の子が「私よりフィンランド語が上手だね」とほめてくれました。カフェでお水をもらいたい時、咄嗟に出てきたのはフィンランド語で、それがちゃんと通じました。不安だった言葉が自信に変わっていく瞬間がたくさんありました。

 何より、旅の始まり。私は母にもらったネックレスを落としてしまいました。私が生まれる前に、父が母に送ったもの。メキシコ出張のお土産、マリア様の横顔と一つ星、私のお気に入りでした。気づいた時には首から姿を消していて、歩いた道を戻っても、訪れたカフェで尋ねても、どこを探しても見つからず、落ち込んでいました。

 私はアクセサリーは「お守り」だと思っています。アクセサリーが壊れた時、失くなった時は、私の身に降りかかる「不幸」を代わりに受けてくれているんだ、と思っていました。けれど、これも今回の旅で少し変わりました。

 ネックレスを無くした夜、見ることができたオーロラ。サンタクロース村で触れたサンタさんとの特別な出来事。曇り予報だったのにずっと晴れている空。

 私の元を離れて「幸福」を探しに行ってくれているのかもしれないな、と。

 もちろん、とっても大切なもの達なので、どこかに行ってほしくないけれど。もし、そばを離れてしまう時は、きっと、そういうことなんだなって。

 この気持ちを忘れたくなかったので、今日は書きました。それだけです。

 旅はまだ少し続きます、旅のまとめは、旅が終わってから。話したいことがたくさんあって、書き切れるか心配です。写真もたくさん、載せたいです。

Nähdään, taas.

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