9/9 Sun.　私とおしゃれ

一昨日、母が帰国した。短い滞在だったが、なかなか楽しんでいたと思う。よかった。恋人も初日は「ニホンゴワカラナイ」といってしょげていたが、だんだんそんなに言葉がなくても通じるらしいと気付いたようでよかった。

飛行場まで見送りに行って、あと4か月後には私もここから帰るのか、などと少ししんみりしてしまった。

昨日は、一日中ごろごろしていた。エリス・レジーナというブラジルポップミュージック（MPB）の女王の伝記映画を観た。ショートカットで可愛かった。

自分の思いこみを一つ見つけて、ちょっと悲しくなった。

私はどうやら、「私はきれいな恰好をしても仕方がない」と思っていたらしい。アトピーで肌が乾燥してむけてしまっていたりして、すぐ汚してしまうから。古着が好きなのだが、それも多少、「私は古着程度でいい」という考えがあったと思う。

そう思うと悲しくなって、随分ひさしぶりに彼の前で大泣きしてしまった。彼はなぜか、私が何かにひっかかっていると、すぐわかるらしい。それでこのことも言葉にして伝えた。心のうちに思っているのと、言葉にするのではそのちからは大違いで、言葉にするとよりしっかり納得するとともに、客観的にみると随分ヘンな思いこみだなあとも思う。

一通り私の言葉をきいた彼は、「まずは自分がどう思うかだよ。人がどう思うかはその次だよ。そしてみほはとてもきれいだ」と言ったので、私はまた泣けてしまった。この人はいつも私が一番ほしい言葉をくれる。そして私が余計な思いこみを捨てて、私に戻るのをなによりも手伝ってくれる。

来週、時間を見つけて、自分がほんとうに来たい服を買いに行こうと思う。