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9/04 Tue. MORRETES 小旅行

昨日は日記を書かずに寝てしまった。一日の終わりにnoteを書くことに慣れてしまったので、その日の出来事を一度ことばにしないと、次の日にうまくいけない。前の日にあったことがぐるぐると頭の中を回ってしまう。

昨日はバリグイ公園にカピパラをみにいった。写真だけのせる。

今日は、午前中の授業を早退して、Morretes(モヘチス)へ。

山の中の、避寒地のようなところ。クリチバの冬は寒い。海からの風が山脈を超えるときに冷たく乾いてやってくるからだ。そのかわり、山脈の海側は、山の上でもあたたかい。モヘチスはそこにある。

バスターミナルから1時間半ほど。母が窓側に座る。私は寝る。

実は観光用の景色の美しい列車もあるのだが、オフシーズンは週末のみの運行。それを知らなかった私たちはうっかり乗りそびれてしまった。

到着すると、さすがはオフシーズンの平日、地元の人しかいない。今日はオフです、という感じでよかった。彼らは店の窓を洗ったり、車をなおしたりしていた。

川沿いの観光客向けレストランでBarreado(バヘアード)を食べる。くたくたに煮た牛肉と白米、そこにバナナを添えそこにファロファをかける。ちなみにこのバナナはデザートではなく、牛肉と一緒に食べる。

私は別々に食べたが、全部混ぜて食べた母は「あまじょっぱくて肉じゃがみたい」というコメントを残した。

バナナのリキュールをサービスで頂く。甘くておいしいけれど、私は下戸なのでちょっとなめるだけ。こういうとき少し残念。

おなかがはちはちになるまで食べたあと、街をふらふらと歩く。私はここに来るのは2度目だ。そして最初とおなじ感想を抱いた。

どこにも似ていない町、そう思う。

強いて言うなら、山の中の海辺のまち、というところだろうか。なんだそれ、と思うが。ヤシの木が生え、空気は湿り気をおびて肌にまとわりつく。人々はTシャツにビーチサンダルのラフな格好。コロニア風という、カラフルで大味なヨーロッパ風味の建築。景色は山。山脈がぐるっととりかこむ。

新しい所を訪れたとき、どうしてもそれをどこどこに似ているな、と知らずにカテゴリー分けしているのだと思う。アジア風、インド系、アメリカン、ヨーロッパ風、と。モヘチスはそれにあたはまらないので、なんとなく空想上のまちのような立ち位置だ。

夕方、またバスで帰ってきた。

いそいそとジーパンとシャツを脱ぎ、さらさらのシーツにもぐりこんでこれを書いている。

せっかくの沢山写真をとったので、いくつか。


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すおう光帆
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