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7年ぶりのパラグアイ 4日目 やっぱり好きだな

土曜日。八時におきて、朝食。ぼけっと珈琲を飲んでばななを食べていたら、それで朝ごはん終わりなんて許さないわよもっと食べなさいとお母さんにチーズとハムのホットサンドを食べることを激しく勧められる。断りきれずに食べた。チーズうま。

午前中、おみやげを買いにセントロにでかけた。パラグアイの人がマテ茶を飲むのに使う、テルモ(水筒)とワンバ(コップ)とボンビージャ(ストロー)を買う。青く染められた革に、ニャンドゥティという刺繍が縫いつけられていて色合いが可愛らしい。

7年前にここにいたとき、ニャンドゥティを学んでいたのだけど再開したいなぁ。

白い刺繍ブラウスも買う。

ちなみにパラグアイは、革と刺繍が有名で、ボヘミアテイストが好きな人はとても買い物が楽しいだろうし、そうじゃない人もシックなデザインにアレンジしたものもいろいろあるから、おすすめ。あと食べ物がめっちゃおいしいです。伝統的な家庭料理。

帰宅、昼食、シエスタ。

目がさめてからぼーっとしてると、同い年のベロニカが帰宅。彼女と一緒に学校に通っていたのだ。というか、ほぼずっと一緒にいた。またあえてとても嬉しい。

夜、ミサへ。

この家の家族は、私がいたときはお兄ちゃんがいたのだが、いなくなってしまった。その彼に向けたミサだったので、これまでになく強く祈った。彼に向けてではなく(私は死んだら何もなくなると思っているので)自分に。夢で会えますようにと。

手伝いをしていた、教会の貧しい人たちのための食堂のおばあちゃんがいることに気づき、ミサのあと話しかける。驚いたことに、覚えていてくれた。もうそうとうお年だし、7年も前のことだから覚えてないと思ったのに。感動して神父さんにまで紹介してくれた。神父さんは私がいたときから別の人になってしまっていたけれど、にこにこと話を聞いてくれた。

ちなみに私はキリスト教徒ではないです。ただ人智のおよばない、大きな力はあると思っている。

その後夜ご飯を食べに。たっぷりおいしいパラグアイ料理を食べた。

特に、トウモロコシ粉とパラグアイチーズをこねたボールの入ったスープ、Voriが食べれて幸せ。

頼みすぎてしまったので、残りは持ち帰りパックに。

帰り道、道沿いにいたインディオ系のホームレスの人々に食べ残しをつめたパックを渡す。喜んでもらってくれた。それがいいことなのかはわからない。7年前もやっぱりわからなかった。

やっぱりパラグアイが好きだなぁと思う。

初恋みたいなかんじだ、たぶん。

一番最初に一人で海外で暮らした場所で、まだ16歳の、アイデンティティが確立する前で。

問題も多いし、美しいことばかりでもないけれど、インパクトがあまりにもおおきくて。

ブラジルは2番目の恋人という感じ。確かに私の人生に関わるけれど、初恋ほどのインパクトはなくて。

また、戻ってくるだろうなと思った。


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