9/1 Sut. よく歩き眠りそして珈琲

7時頃、母がいそいそと出かけていった。時差ぼけで早起きして、暇だったらしい。朝だし大丈夫か、と思いつつ「人のいないところは駄目だよ…」と言って私は二度寝する。

9時頃、楽しそうに帰ってきた。クッキー片手に。そういえば近くの公園に朝市がある。日本語で店のひととやりとりしていたら、日系の方が表れて通訳してくれたらしい。「おじさんにこのクッキーに挟まっているジャムは何か聞いたら、『フルーツですが日本語ではわかりません』と言われた」そうだ。その通りだ。

ホテルの朝ごはんは幸せだ。たくさんの種類のパンが並び、色とりどりのフルーツはみずみずしく、珈琲はしっかりと濃い。奇はてらわなくていい。当たり前の、どこの国にいっても変わらないラインナップに見えるのに、チーズやジャムにご当地感を見つけるとうれしくなる。

黒パンにチーズとハムを挟んだの、バナナ、卵、カフェオレ、甘いパンを食べた。

少し遠くの公園まで歩く。骨董市、だが市というほどではなく、ぽつぽつとガラクタを売る屋台が点在する、スペイン公園。白黒の家族アルバムが売っていて、少し怖いが私はとても欲しくなってしまった。来週もまだあるか見にいくかもしれない。

ぶらぶらと歩きホテルに帰る。母は寝てしまう。私はうとうと、起きたり寝たり。さらさらのシーツにあしをからませるのが気持ちよくて、家のシーツも新しくしようと心に決める。

結局、彼女は6時半に起きた。日本でいつも起きる時間だ。見事な時差ぼけ。

寮に戻り、服や身の回りのものを一度取りに帰った。ものが少ないので、こういうときに選ぶ手間がなく楽。

夜ごはんを考えるのが面倒で、ガソリンスタンド併設のカフェへ。サンドイッチとスープを。途中、寮の子たちがやてきて、少し日本語とポルトガル語まぜまぜで話すなどした。

ホテルに戻る。シャワーを浴び、インターネットの海をぐるぐるし、これを書いている。

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