1.15 昭和の成人の日
昭和の人間にとって、いまだに1月15日が成人の日。毎年、そんなことを言いながらも、それも1999年の成人式が最後なので、もう、29年。かれこれ30年前までのはなし。いつまでそんなこと言ってるのかな、と思いながらも、また、思われながら、生活に馴染んでいるというのはどうにもしようのないことで。なんて、考えてたら、んん?待てよ?99年の1月15日が最後の歳ということは……三遊亭 司、2000年1月10日が成人式でありました。ああ、そうか、そうなのか、なんだかわからないけど、ちょっとショック。
たしかに昭和54年生まれなので、昭和には10年しか滞在していない。正味9年が昭和、31年が平成で、令和が5年。でもね、自分を構成するもの、つまりは、まわりのおとなだったり、いわゆる常識だったり、娯楽や文化だったり、そんなものがみんなみんな昭和だったから。自分の認識としては、明確に自分は昭和の人間だと思っていたのに。
「おれたちの時代の成人の日って、1月15日だったからさ」の世代ではもはやなかった。なんなら、わたしたちの代からがそうじゃなかった。ああ、いままで昭和づらしていて、なんか、すいません。
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書くことは、落語を演るのと同じように好きです。
高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。
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