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イカゲームのエミー賞受賞に思う事

米テレビ界の最優秀作品に贈られる第74回エミー賞の発表・授賞式が12日、ロサンゼルスで開かれ、世界的にヒットしたNetflix配信の韓国ドラマ「イカゲーム」のイ・ジョンジェさんが連続ドラマ部門の主演男優賞、ファン・ドンヒョク監督が監督賞にそれぞれ選ばれ、計6冠を獲得した。

「イカゲーム」がエミー賞6冠、作品賞を逃しただけで私的には納得の出来る賞レースだと思う。ついついNetflixで「一気見」してしまったのを思い出した。

クッッソ面白かった、早くシーズン2を制作してくれー!の禁断症状に陥ったものです。

韓国のエンタメの快進撃はまだまだ続くと個人的には思う。日本との差は開くばかりに何だか切ない気分になってしまいます。

私は韓流ドラマファンじゃないけど、
韓国ドラマの情緒たっぷり、分かりやすく、お約束の展開の見せ方が本当に上手い。何より癖になる中毒性を持ってる。お約束をお約束通りに期待を超えて襲いかかるのが魅力なのかな。と個人的に思っています。

いわば、ベタをベタにして更に砂糖を振り掛け、その上に蜂蜜をかけて、黒糖まで振りかける。そんな感じです。

受賞した「イカゲーム」だけじゃなく「梨泰院クラス」「愛の不時着」など世界的ヒット作が次々生まれているのになんだか悔しい。日本ドラマ、邦画も是非頑張って頂きたいと思う。


この差はなんだろう。

作品賞の逃した所が物語ってる。
日本のデスゲームモノをインスパイアしてマーケティングをしっかり行った上で制作陣、キャストが奮闘してる結果なのでしょう。

Netflix、Amazonプライム、hulu等で海外の良質なドラマや映画が身近な存在になってくると日本との差は何かなと気になる。

韓国だけでなくインド、英国、ドイツ、オランダのドラマなど他の海外ドラマと比べると日本は演技力が全然違うように感じてしまいます。

日本以外のドラマでは自然体で役を演じきってるのが顕著にわかる。
一方で違った楽しみ方もできる、吹替版の演技がいいなあ~ともなる。吹き替え版は日本の声優がすごいのもあって直ぐに馴染める。作品に没入感に誘われる。

日本では半沢直樹、カイジがヒット(ブーム)になるように如何に特徴をだすか過剰な大見得、大立ち回りの演技が日本では受けてるように思える。まるで舞台俳優や歌舞伎の見栄をような演技。世界基準の演技とは大きな違いがあるように思える。

世界基準の演技がないとワールドワイドに展開してる巨大プラットフォーマーではヒットにならないのではと個人的に考えています。

日本のドラマや邦画をみるとシラケてしまうのではないかな。

日本コンテンツ産業は良さはいっぱいあるし、独自性もある。だけどいつまでも小さいオタク向けや昔ながらの演技方法に縛られるのではなく、世界基準の演技がドラマに求められてるのかもしれない。

セグメント分け・ビジネスコンテツとして棲み分け

コンテンツ産業のゲーム業界は完全にJRPG、JGMAEというレッテル貼りでGAME愛好家内では”蔑みのターゲット”になって久しい。任天堂以外は最近元気がない。唯一頑張ってたアニメ業界も成長著しい海外勢(主にアジア圏)の制作会社が勃興期に完全に入ってきてるのがわかる。日本国内のニッチなオタク向けのコンテンツと世界マーケットとの商品としてのセグメントをしっかり住み分けるかの岐路にきてるのかもしれない。

オタク向けニッチ層、ワールドマーケット層ここの基軸が重要ではと思います。日本独自のサブカル文化は以前奇々怪々として、OTAKUとして侮蔑、蔑みの対象のままは変わらず。日本国内にいると一見市民権を得たように感じるが”作品コンテンツ”が世界基準に達していないと”賞レース”に認められることはない。


結び

イカゲームをパクリだろとか色々言われますが、誰が見ても面白くエンタメドラマとしての完成度高く楽しめます。世界中で大ブームを起こしたヒット作をまだ見ていない方は是非、ご覧なっていただいきたいと思います。秋の夜更かしにもってこいです。




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Mr.スナフキン
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