自社資源の最大活用で、機会の最大化を目指すべし!?
『故に、将、九変の利に通ずる者は、兵を用うるを知る。
将が九変の利に通ぜざる者は、地形を知ると雖も、地の利を得ること能わず。
兵を治めて九変の術を知らざれば、五利を知ると雖も、人の用を得ること能わず。』(「孫子の兵法」九変篇)
通解は、こちらです。
「九変の利」とは
1,圮地(ひち)には舎ること無く
2,衢地(くち)には交を合わせ
3,絶地には留まること無く
4,囲地(いち)なれば則ち謀り
5,死地なれば則ち戦う
6,塗に由らざる所有り
7,軍に撃たざる所有り
8,城に攻めざる所有り
9,地に争わざる所有り の9つのです。
各々の説明については、下記をご覧ください。
【孫子の兵法】九変篇:自社が陥った「市場の変化」にどう対応すべきか?
【孫子の兵法】九変篇:状況に応じた判断基準を持ちましょう!?
「九変の利」に精通の前に、五事七計「将・法」がどうか?
『「九変の利」に精通して、「兵」の力を良く用いる』には、前提として『「五事七計」の「将」自身の性格・価値観に合った「法」を用いて組織を作っている』か?
要は、経営者の立場であれな、経営者の強み・価値観に合った組織を作り、その上で組織の強み・弱みを知っていること。
それが大前提にあることを忘れてはならないと思います。
自社資源の最大活用で、成果の最大化を狙うべし!
ここでいう「兵」とは、あくまでも「人間」が前提であるかもしれませんが、現代では「人間」だけでなくAI等も含めた「資源」と置き換えるべきだと思います。
自社「資源」の強みを活かせない市場は、そもそも狙わない。
『自社「資源」の強みを最大限に活かせる市場で、市場独自の特徴を活かし、最大の成果を(機会中心)を作り出していく。』
ま と め
まずは「経営者」自身が、ご自分の「強み」を理解し、どのような組織、サービス・製品仕事、仕事の仕方であれば、その「強み」を活かせるか、かと試行錯誤するところからスタートすべきだと思います。
私自身、ガイドラインは把握することが出来た結果、労務比率を60%カットすることができました。
が、そこで安心をしちゃいました。反省です。
時代変化に対応するには、そこから先を見据えたモデルが必要だと実感しています。それが今年の目標です。
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