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演劇を創るということ
どうも。夢の中で大きな地震に見舞われ、汗びっしょりで起きた僕です。
最近地震増えていますものね。皆様お気をつけください。
まずはお知らせ。来月に舞台があります。
EN劇集団さんたばっぐ
2022スプリングプレゼント
20周年記念ダークファンタジー
「天獄と地国」
2022年5月21日(土)〜22日(日)
天神山文化プラザ
チケット 3,000円
高校生以下 1,000円
チケット発売は来週ですが、DM先行予約が明日開始となります。
昔から応援してくれているファンや、前回公演を観に来てくれたお客様に劇団員が手作業で折々したお手紙やチラシが間も無くお手元に届く頃。
期間は一週間だけですが、お得にチケットが買えるチャンスですので、封筒捨てずにお持ちください。
また、同じく中学・高校演劇部にDMを送りました。さんたばっぐは、僕を含み高校演劇から活動を始めている人が多く、演劇部に送られてくるDMの招待券を使って観劇をよく見に行っていました。
今でこそYouTubeなどの動画配信で簡単に観られる機会も多いですが、やはり生で、地方でやっている我々の舞台を観ていただきたい気持ちで、演劇部に所属する生徒は、全員無料で招待しております。
もし「届いてないよ」という演劇部などありましたらご連絡ください。
お問い合わせメール:pocket@suntabag.com
ここからが本題。
稽古が本格的に始まりました。
稽古写真は撮れていないので、動画のキャプチャを。
今回は音響から動画撮影まで幅広くこなす原君が、毎回の稽古動画をYouTubeに限定公開であげるという男前な作業をやってくれています。
自分の演技を見返すのは大事なことなので、役者には上手く使って欲しいです。
話が逸れました。
稽古は2月からぼちぼち始めてはいましたが、ハロルドの稽古もあり4月からのスタートとなりました。多分僕の感覚がおかしいんですけど、岡山の劇団のイメージは、半年前から3ヶ月ぐらいの稽古期間で、週2日〜3日。公演近づくとほぼ毎日で作っている気がします。
僕も昔はそうやっていたはずなんですが、飽きちゃうんですよね。稽古するのに。あと、台本が遅いのも相まって、大体最近は一ヶ月ぐらいの稽古期間で、週3〜4の間で創っています。
「もっと稽古すれば良くなったんじゃない?」と思われることもあると思いますが、そうなる時もあるし、ならない時もあるので、こればかりは読めません。でも、長々稽古しても最後の最後で「ようやく形になる」稽古だと、「だったら最初からそれ持ってこいよ」と思ってしまうので、ダメな演出家です。育てる気はゼロです。
僕は昭和の人間なので、劇団やっている人間は「演劇が大好きで大好きで他に何も考えられない変態」か「その劇団が大好きすぎて、演出されることに快感を覚える変態」か「ただの変態」じゃないと成立しないと思っている変態です。
要は言われたことしかできない「指示待ち人間」や、自分で考えることを放棄し答えばかり求める「答え合わせ人間」や、育てるのがこちらの仕事だと思っている「生徒人間」は、少なくとも僕は求めていないんです。
そういう人達はスクールやワークショップだけやっていればいいんです。今岡山では様々なプロダクションやスクールあるんですから、そこで自分磨きをすればいい。無理してこんな変態の輪に入ることはないんです。
劇団のトップが演出を兼任するので勘違いする方も多いのですが、演出家は「先生」ではなく、役者と対等な立場であり、共に舞台を創り上げる共演者なんです。演出家は役者の意図を汲み、役者は演出家の意図を汲む。そうしてお互いが高めていく事で、演劇は創られていく。
少なくとも僕はそう思っています。
あと一ヶ月、どこまでみんなが持ち上げてくれるか楽しみです。
どうぞご期待ください。