届け方と、届き方
どうも。僕です。
今週は祝日が2回もあるらしいですね。
どこの世界の話ですか?僕には信じられない。
さて、細々と、いや結構グイグイ稽古しています。
今日は荒通しして、気持ちの流れを把握してみようかしら?なんて考えるほど順調です。まだまだお見せできるレベルではありませんが、日に日に良くなっている気がします。
自分が出ない舞台で、台詞覚えに苦しむ役者を間近で見ていると、ざまあみ・・・頑張れとしか言葉が出ませんね。
みんなの奮闘にご期待ください。
そんな訳で本題です。チケット販売開始しています。
じっちゃけ・・・いや、ぶっちゃけまだ全然売れていません。
でも全然焦っていません。売れないだろうなと確信があったので。
作品が悪いとか、出演者が悪いとか、演出の頭と性格が悪いとか、そういうマイナスな原因で売れないわけではないんです。(最後は少しあるかも)
「演劇の灯を消さない」「岡山を元気に」「今やることに意味がある」とか、なんだか今イベントをやる事が、まるで「勇者」の様に「自分で」持ち上げている宣伝とかよく見るけど、別にいいんだよ。発表会的なやつは。
しっかり身内で盛り上がって、褒めあって、感動していたら。
我々コロナ騒ぎに巻き込まれて忘れているかもしれないけどさ。
そもそも「劇場に演劇を観に行く」って相当ハードル高かったのよ?
公演情報の確保は劇場のチラシかホームページを自分で調べるしかないし、SNSは毎日のように公演ツイートが溢れていて胸焼けしそうだし、チケットも当日取り置きという舞台独特のシステムで怖いし、自由席だから早い者勝ちだし、友達の知り合いが出るから行ってみた舞台はクソつまらないし。
全然余談だけど、公演二週間前に役者達が一斉にSNSで「練習頑張ってます!」「チケット買ってください!」と発信する儀式みたいなのがあるんだけど、きっと稽古終わりに制作が「チケット販売止まってます。みんなやる気あるんですか?このままだと赤字ですよ?」などと発破をかけたんだろうな〜と容易に想像が出来るし、制作も役者任せだな〜と色々勘ぐりしてしまうので、辞めた方がいいですよ?おじさんとの約束だ。(やるならちゃんと毎日書いとけ)
なんで余談の方が長いんだよ・・・
そんな訳で、集客というのは前から結構大変なわけで僕自身「どげんかせんといかん」とデコを光らし「どこよりも早い全席指定席の移行」「前売り・当日の金額を一緒にする」「コロナ前に電子決済の導入」と、毎回毎回アップデートしながら、色々試してみました。
結果、役者が売るのが一番売れるってなりました。
人が人と面と向き合って「面白い」ってちゃんと伝えられるのは強い。
そこで次に役者が売り易い仕組みを考えながら、お客様にもある程度座る指定席を選べる「ブロック指定」なんぞを取り組んだりもして。
そうやって、観劇好きはもちろん、観劇したことがない人を劇場に呼ぶために、毎日考え、実行し、批判され、SNSで愚痴られ、涙を拭きながら次の一手を考えていたんです。コロナ前から。本当。マジで。
お金もない、人も少ない、あるのは熱量だけ。
そんな「さんたばっぐ 」が生き残るのためには、役者の手売りだけじゃなく、お客様が「さんたのお芝居は面白いよ!」と誰かを気軽に誘える土台作りだったんです。
そんなこんなでの今ですよ。
長くなったので、続きはまた明日。
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