ハレノワガチ演劇祭 アンケート結果
どうも。やっと発表まで漕ぎ着けた僕です。
10月が終わればひと段落とは全く行かず、あれやこれやでバタバタ過ごしていたら気がつけばポッキーの日も終わっていた。
別にサボっていた訳ではなく、逆に猛烈にサボりたい程でした。
それでも先日アンケート結果と収支の報告を各団体とzoomで行い、これにて本当にハレノワガチ演劇祭終了となりました。
そんな訳で、皆さんにも包み隠さず、思いっきり公表していきます。
予算と決算書なんかは、オモくそさんたばっぐ方式なんで「書き方雑すぎない?」と思われるかもしれないですが
良いんです。わかれば。
まず今回のアンケート結果はpdfにしましたので、こちらから確認・ダウンロード可能です。まあダウンロードする程のものではないかもしれませんが、現状こんな感じだよというのがわかっていただければ良いかなと。
ハレノワガチ演劇祭アンケート集計 その1
https://www.suntabag.com/harenowa-1.pdf
ハレノワガチ演劇祭アンケート集計 その2
https://www.suntabag.com/harenowa-2.pdf
ではアンケート結果を見ていきましょう。
これはハレノワガチ演劇祭アンケート集計その1に入っています。
まず最初は年代とお住まいのグラフ。
当たり前ですが岡山市内の方が殆どです。ラトビアと書かれてあり「出身地と間違えたんかな?」と集計の時みんな?が飛んだのが良い思い出です。ガチでラトビアからこの舞台見にきてくれたなら、ワールドワイドです。
注目は年代。
勿論年代は劇団により異なると思いますが、圧倒的に10代が少ない。
この辺りが小演劇がミュージカルに負けている原因だと思います。
30代・40代が少し凹んでいるのも、数字的に少しかもしれませんが、家庭や仕事で演劇離れ傾向が伺えます。50代が多いのは、僕の知り合いも50代が増えてきているので、根強い演劇ファンの人達というイメージです。
次に観劇年数と来場方法
初めての方が多かったのは意外なようで、逆に自分達のSNSなどでは宣伝しているように見えても、まだまだ小演劇を観たことが無い人が多いということです。そういう意味では演劇祭は諸刃の剣でもありますが、今回は良かったのかと思います。
そして区切りを見てわかるように、5年見続けている人と10年見続けている人の差がエグい。15年からそれ以上の人達は、多分僕と同じ世代。10代の頃にアングラから少しずつ変化した平成初期・中期の小演劇ブームを体感している。
しかし、観劇年数10年となれば2013年から見始めた人達。世はまさに2.5次元ブームに走り始め、エンタメと商業と小演劇に明暗の差が出始めた頃。目も肥えてくるし、お金の価値観も変わってきているので、中々頻繁に劇場に通おうと思う人は少ないかもしれませんね。
あとは先ほども書いた通り、20代で芝居を見始めても家庭や仕事で演劇離れになるのが大体30代なので、やはりこの辺りをどう引き込むかが鍵だと思います。
そして最も注目なのが来場方法。
びっくりでしょ。一番は車なんです。やっぱり。
駐車場がないので、近隣パーキング・もしくは公共交通機関をご利用くださいとアナウンスしても、やっぱり岡山のお客様は車なんです。バス・路面電車もそれなりにいますが、岡山で公演を打つときは近隣のパーキングや値段、時間に余裕をもつアナウンスはやはり必須だと思います。
後、夜公演が21時終わりだと、路面電車の西大寺町から岡山駅に向かう最終が22時です。ここが激混みする恐れもありますので、夜終わりは少し注意が必要ですね。運営スタッフを返そうと思ったら、終演後急いで出さないと間に合わないからそこも注意が必要かも。
家から劇場までの到着時間と、道のりの結果です。
一番多いのが30〜45分程の距離の人達。徒歩と車で距離に差はありますが、大体皆さん家を出てから1時間前後で到着するように行動してますね。
惜しいのはこのアンケートに「到着時間」を書くのを忘れたこと。
皆さんが劇場に来る時間を正確に取っておけば、今後の参考になったのにと悔やみました。
でも、1時間あれば劇場に来れる人達がいるということは、公演直前の宣伝は遅くとも3時間前から煽っていけば、ちょっと行ってみようかな?という人達を引き込めるチャンスかもしれません。逆に公演直前すぎた宣伝は、その回の人達を引き込めないので、次の回への布石になるよう宣伝したほうがいいかもしれません。
この二つはハレノワを体感したお客様の声ですね。
ここに関しては舞台の作りによって変わります。
特に今回思った以上に舞台を上げてしまったので、前のお客様は大変首が痛い思いをさせてしまった。すみま千円。
音響がうるさいと書かれるのは、こちとらうるさくしているので、ちゃんとうるさいんだなと確認になります。(アンケートの見方はこんなもんです)
その1の結果は以上です。
その2にはお客様がハレノワに思った良いこと、不満なことを書いたものを集計しています。こちらはめちゃくちゃ量があるので流石に省きますが、やはり一番の要望は「駐車場が欲しい」でしたね。
車社会岡山とは切り離せない問題。駅からも地味に遠い距離ですので、この辺りがどう改善されるかが見どころですね。
そして今回の予算・決算書がこちら。
これはハレノワを何の助成金や減額を使わず、土曜日仕込み、日曜、月曜(祝日)本番日の3日間で使用した金額です。
劇場使用料が三日間で十七万円。
同じ日程を天神山文化プラザで借りると十二万二千円。
さらに今回みたいに舞台をスチールデッキで組んだり、劇場の照明使用料を合わせた舞台設備費が約10万ほど。
天神山でも舞台設備費はかかりますが、大体5〜6万以内で収まっています。
それだけ見て考えても、ハレノワ使うなら天神山からプラス10万はすると考えた方がいいです。勿論スチールデッキなど使わず、床舞台で行ったり助成金を使えば、ほぼほぼ差は埋められると思うので、劇場ではなくブラックボックスを目的とした演出をするなら、ハレノワを使った方がいいかもしれませんね。この辺りが劇団の好みに分かれるかも。
そんな訳で長々と書きました。お付き合いいただきありがとうございます。
この内容はハレノワ事務局にも後でメールします。
読まずに捨てられるかもしれないけど。
お客様の意見は概ね好評なのですが、関係者からは不評の声が続出のハレノワ。マジで「よくこのタイミングで開館したな?」「ホールの中身を設計した人は演劇とか見たことあるん?」と突っ込みたい要素が山ほどある。
今の所何を言っても
「まだ出来たばかりだから」
で返されちゃうので「そうですよね」としか返しません。
「誰も出来る前から予想とかしてないんだな」なんて言わないですから。
とりあえず誰に頼まれた訳でもなく、今回僕に出来ることはこれで終了。
願うのは劇場に使われるのではなく、劇場と共に未来を考えていけるようになって欲しいですね。
さてさて。次は1月公演のnote。
ようやく動き出しです。遅いぐらいかも。
頑張ります。
改めてハレノワガチ演劇祭の応援ありがとうございました。