母親の不思議な話。その2
その1は 原爆の厄災を寸前のところで免れた話でした。
例えれば、毒の流れ込む水槽から何かの手に救われて命拾いをした魚のような話でした。
そんな母親が島で4人の男児を生むのですが、1人めは生まれて1日もせずに亡くななります。「栄養状態が良くなかったので・・・」とは父親の話。
それから3人の男児が生まれるのですが、ある子を妊娠した時に生理がありながらお腹が大きくなるという事態になります。本人には妊娠した実感があったのですが、島の医者はそんなことあり得ないと 妊娠4ヶ月か5ヶ月くらいしても信じなかったといいます。
医学的にはどうなのかな。100万人に1人とか可能性はないのだろうか?
お腹がいよいよ大きくなって(心音きいたのですかね?)ようやく医者も信じたことです。
他の子は第一子を含め普通に生まれてます。
原爆投下の3日後あたり(本人17歳になる頃)仕事場が気になって広島に妹を連れて入ってます。いわゆる入市被爆してる状況ではあります。検査ではいつも白血球が異常に少なかったですね。これと関係あるのかな?
具体的な話しをしてたのは晩年になってからでしたね。それまではただ、不思議なことだった とだけ。