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思い出の茨城ドライブ 神栖編

この記事は、2021年9月1日時点の内容です。

 迫力あるフロントフェイスや優雅なボディラインが「どこへ行っても注目の的」なトヨタのSUV「ハリアー」に乗って、オフィスの同僚3人でおでかけ。向かうのは茨城県の形を犬に見立てた時の前足にあたる部分、鹿行地区の神栖市です。


水辺のパワースポット

A|息栖神社

茨城県神栖市息栖2882
駐車場:60台

 まず訪れたのは「息栖神社」。ここは鹿島神宮、香取神宮と共に東国三社の一つに数えられる歴史ある神社です。厄除招福のほか、天乃鳥船神という舟の神様も祭られているため海運守護、交通守護のご神徳があると言われています。
 境内のオガタマの木には精霊が宿り幸運をもたらすのだとか。この木は皆さんもご存知の一円玉の裏に刻まれているあの葉っぱ。今ではパワースポットとして知られています。

武神を祭る鹿島神宮、神剣を祭る香取神宮の勇壮さに比べ、穏やかな印象の「息栖神社」 

 一の鳥居脇に湧き出す2カ所の真水は「忍潮井」という名の霊泉。それぞれの水底には男甕と女甕が沈められています。その昔、神社が数km下流の日川地区からこの地へ移された際に、甕が自力で川を遡り神社の前にヒタリと据え付いたという神秘的な伝説が残されています。

パワースポットのご利益を求め遠方からも参拝客が絶えない
一の鳥居より望む常陸利根川。利根川周辺で財を成した商人らに招かれ、松尾芭蕉はじめ数々の文人墨客がこの地を訪れている

B|港公園

茨城県神栖市東深芝10
駐車場:117台

 水辺の風景と言えば鹿島港も外せません! 世界各国からの船が行き交う港や鹿島臨海工業地帯を一望できる「港公園」にも行ってみましょう。広々とした芝生の広場からの眺めは飽きることがありません。のんびりピクニック気分で過ごすにはレジャーシートなどあると良いかもしれませんね。工場群が浮かび上がる夜景の時間帯もおすすめです。

港を一望する7.5haの開放的な「港公園」。夜の工場群がフォトジェニック

神栖のランドマークと周辺ドライブ

C|かみす防災アリーナ

茨城県神栖市木崎1219-7
駐車場:470台

 「かみす防災アリーナ」は市民の憩いの場。音楽ホールやプールもあり、普段は文化とスポーツの拠点となっています。災害時には防災拠点として機能します。

開放感あふれる「かみす防災アリーナ」のエントランスホール。災害時にはここも一時避難場所になる


 1階の「ココ・カフェ」は公園で遊ぶお子さま連れも気軽に利用できる明るいカフェ。まずは、神栖の特産品のピーマンを使った「ピーマンソフト」を食べてみましょう。「え!?」と思われる方もいるでしょうが、ご安心ください。ミルキーかつ爽やかな風味でおいしいんです! 市のマスコットのカミスココくんが焼き印された「今川焼」も人気です。軽い食事メニューなどもあり、ちょっとしたお土産選びにも適しています。

「ココ・カフェ」の大きな窓からは中央芝生広場が一望
「ココ・カフェ」オリジナル、噂の「ピーマンソフト」。「バニラ」と「ミックス」もあり。

D|もなcafe

茨城県神栖市居切1547-1人見店舗B号
駐車場:3台

 さて、小腹が空いてきたら「もなcafe」へ。その名の通り最中が主役のカフェ。とはいえ普通の最中ではありません。パリパリ食感の香ばしい皮に自家製のあんやクリーム、アイスなどさまざまな具材をはさむスタイルで、果物や焼き芋など季節限定の商品もあって選ぶのに迷ってしまいます。

右上「もなアラモード」、手前「ハニーコムバター×あんこ」、左「黒蜜きなこラテ」。 テイクアウトは“中詰め”か“皮別”が選べる。ギフト包装も可。

 お店自慢の一番人気は「ハニーコムバター×あんこ」。蜂蜜で作ったサクサクの飴が練り込まれたバターとちょっぴり塩の効いたあんこの組み合わせが絶品です!

ドリンク類も季節限定商品などあり、種類豊富なラインナップ
最中の概念をくつがえす、他に類を見ない最中専門店。日本の方には最中のおいしさの再発見を。外国の方にはバターとのベストマッチを伝えたい

E|1000人画廊

茨城県神栖市南海浜護岸
駐車場:海風の見える丘隣数台

 次に向かったのは「1000人画廊」。神栖市南浜の海岸道路にある全長6kmの護岸壁には、市民の皆さんによる色とりどりの絵が描かれ、青空ギャラリーとして親しまれています。大海原を背景に、巨大な風力発電施設が立ち並ぶ景色は、神栖ならではの迫力ある海の風景。絶好の撮影スポットです。

市民参加型まちづくりの一環として、南海岸護岸壁面に神栖市民が描いたもの
近接する展望見晴台「海風の見える丘」からの眺めもおすすめ

お洒落カフェで和・洋・海鮮に舌鼓

F|LINO café

茨城県神栖市知手3061-59
駐車場:20台

 海沿いの道から再び街中へ。そろそろお腹も空いてきました。ランチタイムといきましょう。食べることが大好きな3人の好みはいろいろ。「洋食がいいな」「和食もいいね」「しっかりお肉が食べたい」…。でも「LINO café」なら大丈夫! 女子にうれしいお洒落で居心地の良い店内。そんな雰囲気にしっくりとくるカフェ的なメニューはもちろんのこと、系列店が和食居酒屋を経営しているため、新鮮な海の幸もいただけます。さまざまなニーズに対応できるメニュー構成は、男性客にも人気です。

昼は明るく夜はムーディな「LINO café」店内
「ローストビーフ丼」(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)
「トロトロ牛タンシチューオムライス(サラダ、スープ、デザート、ドリンク付)、「海鮮ちらし丼ぶり」(サラダ、小鉢、スープ、デザート、ドリンク付) 

G|常陸川水門

茨城県神栖市太田 県道260号線
駐車場:千葉県側東庄町町民ひろば駐車場60台
※茨城県側水門脇道路沿いに3台程度駐車可

 お腹が満たされたら、さあドライブ再開。神栖へ来たらぜひ走行してみたかった「常陸川水門」へと向かいます。

主ゲート8門と大小2つの閘門からなる、霞ヶ浦の洪水対策と水利用に重要な水門。総幅は265mあり、1963年の竣工当時は日本最大の水門だった


 国道124号の西宝山交差点を右折すると常陸川大橋を渡ります。ここが霞ヶ浦唯一の出口にある「常陸川水門」で、下流で利根川と合流します。雄大な川の流れと人工の造形物との取り合わせが独特の雰囲気。夕暮れ時は日の光を反射する川と、ゲートのシルエットが絵葉書のようにきれいです。橋を渡り、さらに続く「利根川河口堰」を渡るとすぐ右側に町営の駐車場がありますので、クルマを停めて景色を見たり、方向転換などにご利用いただくと便利です。

「常陸川水門」は利根川からの洪水の逆流を防ぐので「逆水門」とも呼ばれている
水門近くにある「霞ヶ浦河川事務所 波崎出張所」に来られた方に、平日限定で「霞ヶ浦(北浦)」のダムカードを配布

H|WINDS BASE

茨城県神栖市太田580-18
駐車場:30台

 来た道を戻り、国道124号を南へ。果物のような味わいのカラフルなパプリカ“スイートカクテルペッパー”を直売している「WINDS BASE」があります。神栖の特産品ピーマンの栽培技術を活かし栽培するパプリカは、糖度が高くてみずみずしいのが特長。ここでは採れたてフレッシュなパプリカはもちろん、それを使用したピクルスやカレーなどの加工品を購入することができます。

日本一のピーマン生産地で栽培された「スイートカクテルペッパー」のピクルス

 風と水のパワーを感じる神栖ドライブ、皆様もぜひお出かけください!

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