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まどペン まえがき

今月27日から上演いたします、最新作「まどうペン〜さよなら私のいびつな純情〜」
ですが、劇場に来られない方や検討中の方もおられると思いますので、当日パンフレットに挟み込まれてるぼくの「まえがき」を公開させていただきます!
もし少しでもピンと来たら、ご来場いただけますと幸いです。

一番下にチラシの表裏と、キャストの予約フォームを記載しておきますので、よければこちらからご予約いただけますと幸いです。

では以下、まえがきです!

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「芝居とは、大きな旅である。」

以前、何かにこんな言葉が載っているのを見かけたような気がします。気のせいかもしれませんが。
確かに、物語の大風呂敷を広げてみれば、一つの劇空間の中で、人の家庭を覗き見ることも、戦地に赴くことも、豪華客船を沈没させることだって出来ます。かと思えば、もっと内的な、登場人物を通して自分の潜在意識の中を旅するなんてことも可能です。
劇には、無限の可能性があると思っています。
そして、「人生とは、長い旅である。」こんな言葉だってあります。これは、8年ほど前の夏にぼくが考えた言葉です。誰にも頼まれてないのに、ぼくが勝手に導き出した名言です。
冒頭の名言に、ぼくが8年前の夏に考えた名言を代入し、それぞれを2で割ります。すると、
答え…芝居とは、人生である。
余り…大きい旅とは、長い旅である。
と、なります。
つまり、「芝居とは人生」であり、「大きい旅とは、長い旅」となるのです。
どうですか?
ここまで読んだ皆さん、眠いですか?

ところで皆ちゃん(親しみを込めてこう呼ばせていただきます)は、旅といえば何を思い出しますか?ぼくの場合は、高校の修学旅行で片想いの子に振られた小樽の夜を思い出します。

今でも当時のことを思い出しては、なんとも言えない苦い顔になります。つくづく、旅と慕情は切っても切れないなと思い知らされる次第です。
そんなこんなで今回は、天才と囃された一人の少女漫画家が恋に惑い、迷い、やがて暴走し、漫画の中を旅する冒険譚に挑戦してみました!

作中の登場人物に自分を重ねるもよし、笑い飛ばすもよし、自由にご覧いただけたらと思います。眠くならないように頑張らせますが、途中でもし眠くなったら、歯を食いしばってみて下さい。眠気がさめるかもしれません。
ではでは、物語のはじまりまで、しばしお待ちくださいませ。


令和4年4月某日

月刊「カチューシャ」 編集長
福井しゅんや

🍑ピーチオレンジ🍊キャスト

田村魁成 as 萩生リンジ

三善玲奈 as 瀬戸日夏

山崎良郎 as 宇治野モモカズ

花岡翔太 as 山王丸金仁

芝崎春奈 as 鉄岡なまり/備本わさび

藤主税(演劇ユニット愚者愚者) as 備本ケツアキ

🍑ピーチ🍑キャスト
佐藤澪 as 林まや香


加美佑梨 as 雪乃銀奈

戸田侑樹 as 堂々本ゼツ

結月都 as ユミ学園長/ゆうこちゃん

🍊オレンジ🍊キャスト
加藤綾乃 as 林まや香


花江藍 as 雪乃銀奈

椎名孝介 as 堂々本ゼツ

楪亜紀 as ユミ学園長/ゆうこちゃん

脚本演出 福井しゅんや

fukui劇の福井しゅんやと申します!あなたのサポートのおかげで、面白い読み物が10個書けるし、大して面白くない読み物に至っては60個書けます!本当にありがとうございます🙇‍♂️