【エッセイ】術後せん妄と絶望 | まえがき
術後せん妄の絶望を書くことにした
はじめましてのnoteにも記載したのですが、
noteを始めようと思った背景をもう少し説明しますと
「自分の母親のがんと術後せん妄に直面した」ことです。
「術後せん妄」
それはまぎれもない現実で
心霊現象でも都市伝説でもないものでした。
その渦中、ネットや知り合いで知見になるような情報を探しに探しましたが、家族の助けになるような情報はとても少なく、
また個別のケースに依存するため、パターン化できるものではなさそうだというのが経験からの結論です。
自分は医療従事者ではないので、医学的な見解ではありませんということをはじめに明記しておきます。
これは経験した出来事としての記録です。
その時のことは、
いまだ経験した本人である母に聞くことはできずにいますし、
身内も誰も口を開けようとしません。
冗談としても会話に出てきません。
それはまさに「なにかが取り憑いた」ような出来事で、
それを同時に味わった身内以外には口外できずにいます。
自分は、口に出すとまた起こるような気さえするのです。
ですので本記録を通して
あれは一体なんだったんだろうという自分の整理のためと、
現実に向き合うために書き残しておきたいと思います。
がんの告知、手術、その後の様子など
プライベートな事柄を含むため、誰にでも見える形で置いて創作みたいになってしまうのは本望ではないので、一部有料にするかと思いますがご容赦ください。
次回から記憶を綴っていきます。