好きになるものほどサ終しがち（麻辣まぜ麺編）

気に入った新商品をリピートしていると、ある日とつぜん棚から消えている。

なぜだ！？あんなに大好きで何度もリピートしていたのに…かわりに並んでいるそれっぽい商品を選ぶもなんだかちょっと違う感じだ。

微妙にフィットしない新商品ではもう満足できない体にされてしまっているのに…仕方なく他の店を探すも見当たらない。

そんな経験、ありませんか？？

人間として40年ほど暮らしてきて、こんな風に気に入ったものに限って終売したり続編が出なかったり打ち切りになったりが結構ある…

いや、もしかしたら気に入ってるからこそ終売が印象に残ってるだけの可能性もあるけれども。

そして今年もまた、お気に入り終売の洗礼を浴びたのです。

ヤマサから出ている饂飩気分。それの麻辣まぜ麺。これがね、わがやでは大ヒットの味だったのですよ。

ただしパッケージの写真みたいに茹でたうどんにまぜる感じの食べ方ではなく、だいぶアレンジしてたけど。

麻辣まぜ麺の元をベースに肉味噌をつくりそれを豆乳で割って麻辣豆乳つけ汁にして、そこに氷水でしめた細めのうどんで食べていた。

用意するのはこんな感じ。混ぜ麺の元、たまねぎ、ナス、ピーマン、キノコ類、豆乳、あとはあればひき肉。豚でも鶏でも良い。

欲を言えばキクラゲとかタケノコとかピーナッツ、くるみとか入れるとそれっぽくなる。お好きな方はパクチーもいけると思う。

野菜類は刻んでからフライパンでさっと炒め合わせて、まぜ麺の元を投入！香りが立ってきたら隣の鍋で麺を茹でよう。

本当は麺を茹でる時は湯量がもっとあったほうがいいのだけれど…自炊でそんなワガママは言っていられない。

麺が茹で上がる前に先ほどの炒め合わせたまぜ麺の元に豆乳を投入。沸騰ギリギリまで温める。沸騰させると湯葉ができちゃうので気をつけて。

茹で上がった麺を流水で洗って氷水でしめて、つけ汁と麺を器に盛って完成！

これがね、暑い夏のランチに最高なんですよ。適度な唐辛子の辛さと山椒のビリビリくる痺れ、それをまろやかに包み込む豆乳の甘み…

6月〜7月は夫婦でこればっかり食べていた。このままだと麻辣まぜ麺屋になりそうな勢いで作っていた。

なのに…ある日突然別れはやってきた…

いつものスーパーに…売ってないのだ。

最初は値札だけは残っていた。空の棚にもきっとまた新しい補充品が入ることを信じていた。しかし、その期待は裏切られ、気づけばあのスペースには一足早く鍋の元が並んでいる…

同じシリーズの他の味は今でも見かけるのだ。なのになぜか麻辣まぜ麺だけは売っていない。

インターネットなら売っている。しかし、スーパーで買っていた身としては割高に見えてしまいどうしても注文ボタンが押せない…

みみっちいのはわかっている。たかだか100円程度の差だ。送料込でも500円も払えば手に入るだろう。スーパーを数軒探し回った労力を考えれば、金で解決した方が早いだろう。

でも、なぜか最後の一歩が踏み出せない。

季節はもう秋になろうとしている…ヤマサさん、はやく饂飩気分の麻辣まぜ麺の素を全国各地のスーパーに大量に納品してください…

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