見出し画像

#098 メンタルタフネス その4 (HARD THINGS)

12月からメンタルタフネスについて3回ほど書いてきましたが、何をインストールしていくのかを書いてみたいと思います。

#093 メンタルタフネス その1(鍛える)
#094 メンタルタフネス その2(かわす)
#096 メンタルタフネス その3(レジリエンス)


かならずみんな失敗する・・・それを超える

木下斉さんのVoicyを聴いているうちに、はっきり意識されたことがあります。

企業家は楽観的、そして失敗することを恐れない、そんな先入観がありました。
多分それは正しいのでしょう。

ただそこは重要なではない。
成功しているように見える。起業家のマインドセットとしては
失敗してもそれを超えていけると信じている。逆に言えば失敗は全員に訪れると考えている。
だから早く始めて早く失敗して早くそれを改善しようとなる。失敗することよりも失敗してそれを解決するまでのリードタイムを惜しんでいるのだ。

みんな失敗するのです。失敗は超えるていくものである。

全力でやるリーダーシップ

私のキャリアの中でも期間限定でとんでもないハードワークの時期がありました。主要な部品を買っているサプライヤーが家事を起こしたその後の2週間です。
その時に感じたのはリーダーシップの重要性。言葉の意味としてはオーナーシップと置き換えても良いでしょう。

伝え聞くチュエーションはこうだ。
・仕入先のあるフロアが全焼した
・自分の勤める会社の顧客の製造ラインを止めると1分百万円の罰金
・作っている部品の種類は500以上、ただちに代わりに作れる会社はない。

かなり絶望的なシチュエーションだ。
長いこと、出荷が滞れば会社が傾くかもしれない。
私が配属したのは、仕入先のすすだらけになった生産設備を自分の会社へ運んできて、臨時製造ラインを作る鉄火場。
これを担当した生産技術者は50人ほど。
普段の仕事のやり方、仕事の捉え方がわかる。リトマス試験紙になった。

リーダーシップのある人かどうか1分でわかる。普段の業務から指示を待っている人は、いつまでも指示を待っている。

日常から情報収集を怠らず、リーダーシップを持って仕事に臨んでいる人は
自分の持っているスキルが生かせる場所はどこか、
自分の力を活かせば全体の進みが速くなるような場所はないのかを見回している。
与えられた任務だけではなくて、ボトルネックがどこかを常に探しているのだ、そして役職に関係なく提案し人を動かしていく。

海外工場での勤務を経験したメンバーは自然にそんな動きをした。
本社で働く指示待ちエンジニアは言われたことだけしかできないし、全体像を理解しようとしない。やるべきことをジブンノアタマで考えてやる。ひょっとしたら無駄になるかもしれないけどやれることをやる。

私も誰の指示でもなく、現場を走り回りやるべきと思ったことを2週間やり切って(実に10回ほど徹夜!)なんとか日当たり生産数を毎日作れるようになった。

そして、結果としては顧客の工場を止めずに何とか乗り切ることができた。
ギリギリまで粘ってゴチャつく現場を首の皮1枚でつないだ。
その現場にかなりの貢献をできたことを今でも誇りに思っています。

「ハード・シングス」ベン・ホロウィッツ読了

木下斉さんのジブン株式会社ビジネススクールの課題図書
HARD THINGS (ベン・ホロウィッツ)
を読みました。

シリコンバレーの起業家はこんな生活を送っているんだというのが生々しく浮かび上がる本でした。毎日遅くまで仕事をするのが当たり前だけど、夢中で楽しく仕事ができるように組織をいかに仕向けていく。そんな経営者の悩みが面白いストーリーで描かれていました。

人生はハードなものであり、そこに全力で向かい合うことで超えていける。
シリアスな課題に毎日真剣に向き合うとゴチャゴチャっとしながら前に進んでいく。

「苦闘を愛せ」

本書の中で自分に足りない点としてキーワードをメモしておきます。
・今、やっていないことはなにか?
・人、製品、利益の順に大事にする
・企業文化をつくる

やるか死ぬほどやるか。

自分に何をインストールするか。
起業してみよう。2025年の目標として、仲間を集めて手触り感のある小さなビジネスを始めたいと思います。
コーヒーの販売は1人でもできる小さな商いでしたが仲間を集めてやる。もう少し大きなことをやりたい。
ここで宣言しておくことで実現したいと思います。

では、今日も頑張りましょう。
ばいちゃ!

今日はHazy


いいなと思ったら応援しよう!