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AI Picassoさんの商用利用可能クリーン生成モデル Emiを試してみました。

皆さん、先だってAI Picassoさんが公開されたEmiを試してみました。
「このモデルは、アニメやマンガのようなAIアート生成に特化しています。最先端の開発機材H100と画像生成Stable Diffusion XL 1.0、 AI Picasso社のノウハウを用いて高品質な画像が生成されるように尽力しました。」というように「AIアート用モデルの中には追加学習に際して、Danbooruなどの無断転載サイトにある無断転載画像を学習しているとX (Twitter) にて公表しているものもあります。しかし、Emiは、このような無断転載画像を追加学習しておりません。」NAIなど盗用品も含めて画像生成AIの著作権問題が騒がれていますが、SD1.5にせよSDXLにせよ数十億のパラメーターは、無断で許可なく収集されて学習されたものであり、そもそも本邦では学習用に利用すること自体は、無許可で構わないとされていますが、諸外国では生成AIの基礎パラメーター自体の著作権侵害まで問題になっているケースも有り、SDXLそれ自体のパラメーターの著作権侵害は一切問題ないという前提で、「無断転載画像を追加学習しておりません。」「この画像生成AIはパブリックドメインの画像や著作権者から学習を許可された画像だけを学習しています。」というコンセプトでクリーンな生成AIモデルを目指そうとするAI Picassoさんの姿勢は評価できるのですが、果たしてそれが、完璧と言えるのかどうかは疑問が残ります。でもクリーンを目指そうという姿勢は賛同します。
まずはSDwebUIA1111 v1.6での生成です。

SDwevUI


目がキラキラすぎる?

なかなか可愛らしいアニメ調の生成ですねこれが、Emiの本来の画調なのかもしれません。DanbooruもNAIも一切学習していないというのは、売りかもしれませんね。SD1.5の派生モデルはNAIの汚染が100%ないと断言できない部分もありそうなのでSDSLを出発点にしたのは、理解できますね。
ってんで、推奨UIのfooocusでも試してみました。


fooocus

同じemiで同じプロンプトですけどfooocusでの生成画調はあっさりと淡白でdetailの書き込みが少なくフラットですね。
なお、同時公開の著作権問題解決済みのクリーンなManga Diffusionの方は何故か失敗しました。

SDwebUI Manga Diffusion poc.safetensors

sunsetの環境では生成できませんでしたが、

fooocusでは生成されました。

fooocus Manga Diffusion poc.safetensors


なんで、どうしてManga Diffusionの方がEmiよりも実写よりナノ?同じプロンプトなんですけどね。ま、AI Picassoさんも著作権法に引っかかって、著作者に迷惑がかかったりクリエイターが槍玉に上がるようなことのないクリーンな生成AIモデルを目指しておられることには賛同します。
ここまで、読んでいただきありがとうございました。

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