さんさーらとヤギの物語④獣医さんとの出会い
連絡を取ってから、すぐに、駆け付けてくれた獣医さん。
宮古獣医科医院の獣医さんは、到着すると、ユリルの状態をみて、私に状況を聞くと、すぐにテキパキと治療をすすめてくれた。
おそらくおなかの中の感染症でしょうと、その治療のための注射と内服薬を行ってくれた。
子ヤギは下痢になることが多いということ。
ヤギは我慢強い生き物だから、弱った時には手おくれになることもあるということ。
私が数日前にみていた犬のウンチのような便、そのときすでに下痢を起こしているので、次はその状態になったらすぐに呼んでほしいこと。
薬が効くのに3日くらいかかるから、まずは便を観察して、治らなければ連絡すること、治ればそのままでOK。
下痢の時の脱水予防のための対処法で、水をしっかり与えることや、栄養補給のため草をしっかり食べさせること、ヤギ用の飼料を買ってきて与えることなど、いろいろ教えてくれた。
とても丁寧な説明で、明瞭で、安心した。
状態が良くならなければすぐに呼んでくださいとの、心強い言葉。
この言葉がなかったら、私の性格上、たった一匹のヤギのために、ささいなことで病院に連絡するのは遠慮したりして、ぎりぎりまで待ってしまいがちだ。
子供の病気も、自分の病気もしかり、何かあればすぐ呼んでください、この言葉が患者を安心させる。
とても信頼できる獣医さんに出会えたことを確信して、つないでくれたトミタさんに感謝した。
このあと、ユリルは、獣医さんがいったとおり、3日くらいして便が元に戻り、元気も取り戻していった。
このときは、これで、一件落着、安心。
これで、ユリルも元気になって、獣医さんにもしばらくお世話になることはないかなと思っていた。
このあと起こる出来事など想像もせず。。
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ヤギと牛の診療記録 / やさしく、つよく、きぼうをつくる
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