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2022年5月28日三郷文化会館

アジカンのプラネットフォークスツアー初日を観てきた。すごく良かった。

曲の感想は時間がかかるのでとりあえず舞台セットについて思ったことのメモ。

思いっきりネタバレしているので注意!!!








アジカンの舞台セットについて。

立体の四角い枠が6個。あれ、7個だった。

潔さんのだけちょっと大きめだったか。

四角いキューブどこかで見たことあると思ったら20周年ツアーだった。それとこれと関係があるのかはわからない。

いつも絨毯を敷いているのにこの日は無かった。

奥には椅子?が置いてあって壁には絵画の枠がたくさん掛けられている。

このセットをみたときなんだか窮屈そうだな、と思った。メンバーがその枠の中に入って演奏するんだけど定位置から動くな、みたいな感じが窮屈。

そう思うと絵画の枠も窮屈に思えてきた。

椅子が置いてあることによってその枠の中身は(実際枠の中には紙すら入っていない)肖像画であることを無意識に連想させる。

椅子に座らされて長時間ポージングをとり、絵画の枠の中に押し込められる。すごく窮屈だ。本来肖像画だけでその人物のすべてを語ることはできない。本当ならぼくらは絵画の枠に収まりきるものではない。

枠が“生きづらさ”みたいなものを象徴しているように思えた。このセットは皮肉だ。

ものすごく主観的な解釈でしかないが。


かなり驚いたのだが、ライブ終盤、立体の枠が宙に浮いた。まさかこのセットで動きがあるとは思ってもみなかったので声が出そうになった。というかこれ機材に当たったら大惨事だから物凄い注意が必要な作業なのでは????

やられた、と思った(別にやられてはいない)

そう来るか~~~~~~~~~~~~~~~~~~~と思った。皮肉で終わらせないアジカン。

“プラネットフォークス”はどう訳すのが正解なのかわからないが惑星と集団という意味だ。

枠が浮いたのは解放という意味もあるだろうが、まさに惑星という枠から飛び出したということなんだろう。

ひとりひとりを“星”として書く歌詞もあるし、つまりそういう星の集団、
ひとりひとりを“惑星”に例え、“枠星”の“枠”を飛び出して“星”になるってことかよ…。プラネットフォークスは惑星の集団と訳すより星の集団の方が良いのかもしれない。

今回のツアーは、YeYeさん, Kikuchi Takumaさん(Mop of Head)

Achicoさん, Georgeさん(Mop of Head), を迎えて、入れ替わりで各地を巡るとのこと。

まさに全く違う惑星から枠を越えて集って行われるプラネットフォークスツアーである…。

演者だけでなく、全くバラバラのぼくらがライブ会場という一つの場所に集まるのも“プラネットフォークス”そのものなんだろう。最後の曲Be Alrightまっじで凄かった。

更にゴッチもMCで言っていたがこのツアーで“プラネットフォークス”の曲だけをやるのではなく、色んな曲をやりたいと言っていた。本当にあらゆる枠を取っ払ったツアーなんだと思った。




また観に行きたい。


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日東紅葉
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