京都市伏見区「ピッツェリア ナポレターナ ドンチッチョ」に行ってきた。
「食べログの点数がかなり高い店を見つけた、大会でも優勝しているらしい」
夫にそう言われて、やってきたのが「ピッツェリア ナポレターナ ドンチッチョ」。そうか、大会で優勝か。私はこういう情報に弱いのだ。
ひとまずピッツァは2枚注文する事にし、1枚目はマルゲリータにした。お店によって違いもでるだろうし、あえてスタンダードなものも選んでおこう、という事で決まった。
流石は水牛のモッツァレラ、力強いコクのあるミルク感。かなり美味い。トマトソースとバジルの量はほどほど。このピッツァの主役は間違いなく水牛モッツァレラだ。食べ進めていくうちに、とろけた水牛モッツァレラとトマトソース部分が混じり合い、所々がトマトクリームソースのような味わいになる。たまらん。生地の食感はどう表現するのが適切なのか分からないが、ギュッと引き締まるような弾力があり、とにかく美味い。耳はもっちりとしており、外側はクリスピーだ。
そして、もう1枚がやってきた。金柑を使ったクアトロフォルマッジだ。本日のおすすめメニューの欄に名前があり、これは絶対に面白いと確信した。
クアトロフォルマッジといえば、チーズの濃厚なコクとクセを存分にガツンと味わうことが出来る、ヘビー級のピッツァというイメージがある。しかし、これは軽い。そして、ものすごく美味い。まず、トッピングされた金柑が美味い。甘くてジューシー、そして皮は柔らかく官能的な食感だ。金柑を加熱するとここまで美味くなるのかと驚いた。また、組み合わせるチーズは軽いものを選んでいるのか、クアトロフォルマッジにしては全体的にさっぱりしている。クセが少ない。ブルーチーズも感じられるが控えめ。チーズのコクは存分に味わえるのだが、こってり感というより、すっきりとしたミルク感が強い印象だ。これ1枚で、ご飯とデザートのどちらもこなせそうな絶妙な味わい。良い意味で、私が知っているクアトロフォルマッジではなかった。素晴らしかった。
ちなみに、どこの大会で優勝したのだろうかと思い、インスタグラムの公式アカウントを覗いてみたところ、下記の通り記載されていた。
絶好調過ぎだろう。二度見した。いや、確かに納得できる味だった。ちなみに、ピッツァ以外の料理も美味かった。写真はないが、本日のおすすめメニューの欄にあった「紋甲イカの墨煮」はとても柔らかくて濃厚だったし、「野菜たっぷり気まぐれサラダ」は文字通り野菜たっぷりで、トッピングのオリーブは驚くほどにフルーティだった。
ちなみにこの「ピッツェリア ナポレターナ ドンチッチョ」だが、「近鉄 桃山御陵前駅」または「京阪 伏見桃山駅」から歩いて行ける距離にある。大手筋商店街や納屋町商店街を通り抜けていけば、退屈する事なく店に到着できる。
それにしても、実に美味かった。まだ試していないメニューがあるので、間違いなくまた足を運ぶだろう。
<資料>
・食べログ「ピッツェリア ナポレターナ ドンチッチョ」紹介ページ
・ピッツェリア ナポレターナ ドンチッチョ 公式インスタグラムアカウント