なぜ今フィルムカメラ?チャットGPTが教えてくれた“待つ”時間の価値
日々進化するデジタル技術の中、私たちはスマホ一つで「今」を手軽に切り取る時代を生きています。
瞬時に撮って、瞬時に見られて、瞬時に共有ができる。そのスピード感に慣れてしまった私たちにとって、あえて手間と時間がかかるフィルムカメラに魅了される人が増えているのは少し不思議な現象にも思えますよね。
フィルムカメラを選ぶということは、瞬間を一枚一枚丁寧に切り取る覚悟を持つことなのかなと感じています。
写真現像を待つ「時間」、撮り直しが効かない「不確実さ」、そして手に残る物理的な「記憶」が、デジタルにはない豊かさを運んでくるのです。
令和時代になり、不便で高いという価値観に代わってしまったフィルムが、なぜこれほど多くの人を惹きつけるのか。
その答えは「便利を超える豊かさ」にあるのではないかと気づきました。
チャットGPTとこのテーマを語り合う中で、フィルムカメラがもつ本質的な魅力が少しずつ見えてきました。デジタル全盛の今だからこそ、「不便」を贅沢と感じるフィルムの美学があります。
ここでは、現代に生きる私たちがなぜ「待つ」「手間をかける」といった行為に価値を見出すのか、その理由を深く掘り下げていきたいと思います。
チャットGPTに聞いたことは一つ
まず、今回のことを書くにあたり、チャットGPTに問いかけたことがあります。
「フィルムカメラの真の競合はだれ?そのことについて深堀して議論したい」
これを聞いたところ、こんな回答が返ってきました。
フィルムカメラについてチャットGPTと話すまでは、正直、フィルムカメラの「競合」といえば他の中古カメラ店や、デジカメやスマホのような最新デジタル機器だとばかり思っていました。でも、ふと「フィルムカメラの真の価値って、もしかしてそれだけじゃないんじゃ?」と考えるようになったのです。
チャットGPTと対話をしていくうちに、「競合」として見落としていたものが見えてきました。それは、フィルムカメラが提供する“体験”という、ちょっと特別なものです。最新のデジタル機器とは全然違う「瞬間を味わう時間」や「一枚に込める気持ち」こそがフィルムならではの価値。そんなフィルムの奥深さを再発見するきっかけをもらった気分です。
そんなフィルムカメラを売っているネットショップ「サンライズカメラ」で日々フィルムカメラやお客様と向き合っている、わたしの思考をまとめてみました。
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