頑固な親との付き合い方
こんにちは😀
教師をやっていて、よく生徒から
「うちの親は頑固だから、よく否定される」
という話を聞かされていました。
ただ、頑固というのは「道理が叶っていること」であるなら「理解」を示します。
それでも「理解しない」のなら、その話が「まだ道理が叶っていない」だけか、親の「意地張り」であり、少なくとも後者は頑固ではありません。
子供は親に対して過剰な要求をして、親を困らせ、否定的な態度を取られ、親に「なんて困らせる子なの!?」と思われてしまうんです。
あるいは、子供が遠くに行ってしまったという寂しさ(早い子離れに困惑)や子供の急成長や急な変化に戸惑った結果、頑固な態度を取るのだろうと思います。
要は不信用な証じゃないのか?と思います。
私はまだ子供を持ってすらいないので想像に固いですが、子供はいわば親の傑作なのですから、信用に値する人間であるかどうかは、ちゃんと建設的な過程から始めていかないと信用なんて得られるわけがありません。
例えば、子供に野球をやらせていて、なかなか上達しない中で、公式戦でいきなりホームランを打ったとしましょう。
この時に感じるのは3種類に分かれると思います。
一つは「遂に上達したか」という感動です。
二つは「プロになれるかも!?」という感動です。
この2つの感動の度合いに違いはあれど、ただの親バカです。大体の人は次のように感じるでしょう。
「まぐれかも・・・。しばらく様子見をするか。」です。これが三つ目ですが、これは信頼でしょうか?
信頼ではありませんよね。
でも子供はこれを狙いがちです。
コツコツ派の人間も焦って結果だけを求めて最高の結果を出そうとしてしまいます。
最高の結果はもちろん親にとってはこの上ない喜びでしょう。
しかし、次の試合、または次の試合でも結果が出なかったら、何の意味もありませんよね?
人から信頼を受けるにはでかい仕事を完璧にやり遂げるだけではいけません。
普段からの態度、仕事との向き合い方、人付き合い、様々な要因があって信頼されるかどうかは決まっていきます。
いきなり「ホームラン」なんか打つと戸惑います。
私は心の中で思っていることですが、「信頼されたくば信頼されるように行動せよ」と頭に入れています。
信頼というのは1日1日の積み重ねでできる大きな基盤です。
頑固な人から信頼を得るためには、まずは小さな約束事をして小さな目標を達成したり、対話をし続けて主義を理解してもらうことが大事です。
家庭なら家の手伝い、学校なら先生の協力、職場ならコミュニケーションなどです。
とにかく、一発大きなことをしても信頼はされません。建設的に1つ1つクリアしていくことが、頑固な人との付き合い方になります。
時には、自分がただの意地張りだ、と気づいていない人もいます。
口先だけの人間は信頼はできませんが、向こうも信頼を得たいと思って言っているのではないかもしれません。
でも、親子とは1番距離の近い関係ですから、頑固な意地張りは害悪な親です。
そうそうそんな親はいませんが、ゼロとは言い切れません。
いまだに男尊女卑を信じるような保守的な人間もいますから、プライドを潰さないと頑として対応を変えない人は今の社会にも偏見的な見方をしているのかと思います。
ただ、「頑固」なのは決して悪いことではありません。
論理的な正しさを追求する人間ですから、道理に適ったことは理解しています。
頑固と思っている人ほど意外と柔軟な考えを持って受け入れていることもあり得ます。
意地張りとはまた違います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。