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農家の当たり前に合わせた消費者へ

こんにちは!今日は、私の海外生活や農家さんとの交流から感じた「消費者の在り方」について考えてみたいと思います。私は、人がどのようにして食べ物を選ぶのかにとても興味があります。私たちの食選択は、健康意識、経済的な要因、周囲の人々からの影響、そして食材の入手のしやすさといったさまざまな要因に影響されます。

消費者の選択が農家に与える影響

実際に農家さんと話をしていると、需要が何を作るべきかを決めていると感じることが多いです。私たち消費者が買うもの、選ぶものが、直接的に農家さんに響いています。たとえば、私は「物語のあるもの」を買うようにしています。農家さんがこだわりをもって育てた作物や、その努力を伝えるストーリーがあると、自然と手に取りたくなります。

フランスでの消費体験からの気づき

フランスでは、傷がついたりサイズが不揃いな農産物も普通に売られています。日曜日には各地でマーケットが開かれ、私は毎週そこに行って新鮮な農産物を買うことが楽しみでした。早朝に行けば綺麗なものが残っている、売り切れる前に市場へ行こうという習慣が自然と生まれました。こうした「不便な状況」に順応することで、購入する物への視点が変わり、買い物が単なる栄養摂取ではなく、生産者とのつながりや自然のリズムに合わせる行為になったのです。

日本での日常生活からできること

私たち消費者も、少し視点を変えるだけで日常が豊かになります。地産地消を意識する、フードロスを減らす、そして自分の食選択が誰かに影響を与えていることに気づくことは、自分の生活を見直すきっかけになります。大切なのは、何を選ぶかではなく、どのように選ぶか。農家さんの当たり前に合わせることが、私たち自身に新しい気づきや豊かさをもたらしてくれると思います。

消費行動に「自分の選択が誰かを支えている」という視点を持つことは、きっと私たちの食卓や生活そのものを変えてくれる第一歩ではないでしょうか?


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