腫瘍崩壊症候群について

こんばんは。以前ブログで記事を書いていたときは力が入りすぎて時間がかかりすぎて長続きしなかったので、AIの力を9割かりて今日気になったことについて書いていこうと思います。

腫瘍崩壊症候群(Tumor lysis syndrome、TLS)とは、がん細胞が急速に破壊される際に、細胞内成分が血液中に大量に放出されることで起こる、深刻な代謝障害のことです。

主な原因

  • 化学療法

  • 放射線療法

  • 免疫療法

  • 腫瘍の急速な縮小

主な症状

  • 高尿酸血症(尿酸値の上昇)

  • 高カリウム血症(血中カリウム値の上昇)

  • 高リン酸血症(血中リン酸値の上昇)

  • 低カルシウム血症(血中カルシウム値の低下)

  • 腎不全

  • 心臓リズム異常

  • 意識レベルの低下

  • 呼吸困難

リスク因子

  • 高度の腫瘍負荷

  • 腫瘍の急速な縮小

  • 腎機能障害

  • 過去のTLSの既往

診断

  • 血液検査(尿酸、カリウム、リン酸、カルシウム、クレアチニン)

  • 尿検査(尿酸、リン酸)

治療

  • 水分補給

  • 薬物療法(尿酸降下薬、カリウム排泄促進薬、リン酸結合剤、カルシウム補充剤)

  • 血液透析

予防

  • 化学療法開始前に、リスクの高い患者を特定する

  • 十分な水分補給

  • 尿酸降下薬の投与(フェブキソスタット ラスブリカーゼ)

  • 腎機能のモニタリング

合併症

  • 腎不全

  • 心臓リズム異常

  • 死亡

初回化学療法実施したいと医師から相談があり、カルテをみるとBlast、尿酸値、カリウムがやや高く予防を提案しました。

さてここで知っていただきたいのがラスブリカーゼの特徴です。
ラスブリカーゼは抗体ができるため再投与は推奨しないと添付文書に書かれています。一生に一度しか投与できないのでしょうか。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/fpj/135/6/135_6_255/_pdf

前回の投与時期を確認し薬物治療について医師と協議してもいいかもしれないと思いました。

では、また🙇

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