⑤不妊治療 痛いと有名な検査を2日でやりまくる
子宮造影検査を受け、子宮奇形、卵管狭窄の疑いと診断された次の日、もっと詳しく調べるために
【子宮鏡検査、通水検査】
を受けることになった。
子宮造影検査の反省を生かし、今回は痛み止めの坐薬をして検査に挑んだ。
まず驚いたことは、子宮鏡検査は手術台でやるということ。もう時間が来たらやるしかない。こんなことでびびってて私は母親になる覚悟はあるのか!と自分を奮い立たせて、なんとか無事に検査ができた。(内心はなぜ女ばっかり痛い思いをしなければならないのか!と怒っていた笑)
モニターで自分の子宮の中を見ながら、先生が説明をしてくれる。
『ほら、見える?あなたの子宮2つに分かれているのよ』
その言葉を聞いてから全ての言葉が入ってこなくなった。
今思い出しても言葉が詰まる。あの不思議な感情を言語化するのは大変難しいが、唖然とするというのはまさにあの時の私のことである。
【多嚢胞性卵巣症候群、子宮奇形、卵管狭窄】
私の不妊の原因がこれだけの検査を受けてやっと明確になった。
不妊治療の落とし穴は
【一つの検査で全ての不妊原因が特定できるわけではないこと】
これは本当に若い世代にこそ言いたい。
ブライダルチェックをすればOK、卵子凍結をすればOKだと思っている人が多すぎる。
段階を踏んで検査をしなければ、気が付かないまま意味のない治療法にお金と時間を費やすことになる。
私はありがたいことに妊活を始めて半年後、
様々な検査を受けた結果、
自分は体外受精しか方法がない
ということを20代半ばで知れた。
そしてなぜ子供が欲しいのかという振り出しに戻った。
つづく。。