ミュージカル『レ・ミゼラブル』の観劇記録
推しをきっかけに舞台観劇の沼にズブズブにハマっていった私。レミゼが帝劇で?見てみたい!というミーハーな気持ちでチケットを取った。
観劇前のレミゼに関する知識は歌番組などで民衆の歌を聞いたことがあるのみ。つまりほぼ何も知らない。主人公の名前もストーリーも把握せず当日初めて帝国劇場に足を踏み入れた。
有楽町駅から歩いて帝国劇場に到着。ここがあの天下の帝劇か!テンション上がってきたあ!!
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チケットを見せ中に入る。人多い!!そこにまず驚く。まだ開演まで時間があったので帝劇を探検しようと歩き出した。
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赤い旗の写真スポットがあり、撮ってみる。この時はあの赤い旗の意味もよくわかっていなかった。
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豚まんやらコーヒーやら飲んで見る方々を見かけ、ちょっと羨ましくなる。私は観劇前に飲食をするとお手洗いが心配になってしまうので見終わるまで飲食できないタイプ。
一階席だが2階まで行き、カフェの存在を知りメニューだけチェックしてステンドグラスを眺めて一階に戻り、本公演のキャストを確認。
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座席表で自分の席を確認するとセンタブロックのセンターに座ることをここで知った。事前に座席チェックした時はサイドだなとか思っていたので、私はどの劇場の座席表を見たのだろうか。
座席に座りスマホの電源を落とし準備万端。音楽隊の音出しが聞こえており新鮮な気持ちで聴いていた。時間になり暗くなり幕が上がる。
観劇。
泣いた。ぼろぼろに泣いた。幕間の休憩でうっかりハンカチを鞄に入れっぱなしにしてしまったので涙は垂れ流すしかなかった。マスクは犠牲になったのだ。
まずあらすじすらよく分かってなかったが、レミゼは主人公のジャン・バルジャンの一生の話であった。神を信じていなかった男が神父に救われ、その人生を変えていく。銀食器を受け取った後の曲はライトも相まってジャン・バルジャンが神々しく見えた。
生まれ変わった後のコゼットへの愛と献身は本物。娘の愛する人の為に戦場に行ってマリウスを救ったけど、それをコゼットにもマリウスにも告げないの。いやぁ、テナルディエ良い仕事したね!
そしてファンテーヌの不幸と幸運。娘を預け働く母の不幸は解雇され娘のために髪を売り、体を売り、最後は病気になってしまったこと。幸運は生まれ変わったジャン・バルジャンに娘コゼットを託せたこと。本当は自分の手で娘を幸せにしたかっただろうが、託したジャン・バルジャンはコゼットを幸せにできたと思った。
エポニーヌの愛にも泣いた。献身と哀しい愛。最後は愛した男の腕の中。
マリウス気付けよぉ!!!エポニーヌの愛に!!!!!!!!マリウスはコゼットと幸せになって欲しいけどそれとこれは別でエポニーヌの想いには気付いてよ!!!!
正直そんな風には見えなかったのに愛した男の恋路を手伝うエポニーヌの健気さ。歌声と相まって切なくなる。
エポニーヌがマリウスからコゼット宛の手紙を預かった時、この手紙は渡さずにマリウスとコゼットの仲を引っ掻きまわす役どころかな?とか思った私を許して欲しい。ちゃんと渡すし、体張って守るし。
エポニーヌとコゼットの立場は幼少期から逆転したけどこれって2人にはどうしようもない要因が大きくて。だからこそエポニーヌはコゼットを恨んでも良さそうなのに実は恨んでるかもしれないけど愛するマリウスの為に動くんだよ。エポニーヌは幸せになって欲しかった。
あと忘れてはならないグランテールとガブローシュの関係ですよ。
ちょこちょこ動き回るガブローシュと関わるグランテール。セリフもないスポットライトも当たっていない中、なんか気になる。この戦場に子どもはいてはいけないという様に説得するような姿が見えて、一見酒浸りでチャランポランに見えたグランテールのまともな大人の姿に惚れそう。
そんな説得を受けてガブローシュは退避したと思ってたのに、何か小さいのが舞台を横切った?と思ったらガブローシュ!?!?おい、戦場に来るな!!と思ったらさ!!前に出てさ!?野良犬でも…ってうわだめー!!!!!!!!
ここでボロボロ涙が出てきました。今日のガブローシュ役の子8歳なんだって?ずけぇ子だよ。
もう一度涙腺崩壊すると後はもう泣くしかない展開が続きましたね。
娘の幸せの為に身を引いたジャン・バルジャンだけど最後の最後できちんと娘と話して手紙を手渡せて良かった。貴方はちゃんとコゼットを幸せにしたよ。
あとはジャベールですよ。え?え?ラストに驚愕した。自分の信念に疑問を持ってしまったのかな。信じていたことがひっくり返るってそれはそれは苦しいよね。
総合すると歌声に鳥肌が立ち圧倒された一幕。展開に涙涙だった二幕でした。
地方公演でもう一回観れる予定なので楽しみです。次はもっと歌の歌詞を聞き取りたいな。
終
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たまたま偶然フォロワーさんと同じ回のレミゼ
を観にきていた事が発覚して観劇後お茶して感想会した。こちらも楽しかった。