話し上手になる方法
最近はYouTubeや音声配信ツールも主流になってきて、
「話すスキル」へのニーズがより高まっているように思います。
私は、人様の前で話す仕事を15年ほどしているので、
今でこそあがらず話ができるようになりました。
元々は人前で話すことがすごく苦手で、
学生時代も自分から手を挙げて発言するようなことは
全力で避けるようなタイプでした。
こもる声も滑舌の悪さも本当にコンプレックスで、
散々悩んできました。
だからこそ、誰よりも練習してきたつもりです。
「話し方教室」や「ボイストレージング」にも、
何十万とかけてきました。
通えば通うほど、話し方迷子のようになってしまい、
人前で話すことが怖い時期もありました。
そんな経験を経て、
今でも全く完璧ではありませんが、
なんとか講師業を続けられています。
ありがたいことに、
私の講座を「わかりやすい」と言ってくださる方も
たくさんいらっしゃいます。
そこで、私が思う、
「話し上手になる方法」を
今日はご紹介したいと思います。
①万人受けを狙わない
まずはマインド面です。
「うまく話そう」とすると、
一気につまらない話し方になってしまいます。
私たちはアナウンサーではないので、
万人受けを目指す必要はありません。
多少話し方のクセがあったり、
特徴的な声であったりしても大丈夫です。
変に「うまく話そう」と思わず、
自然に話すことを心がけましょう。
私は過去に、
MCの方に話し方を習っていたことがあります。
「あなたは声が低いから、もっと高い声を出して!」
と言われ、高い声を出すようにしたところ、
余計に不自然になってしまっていたことがあります。
逆に、
「もっと低い声で話した方が説得力が上がりますよ」
と言われたこともありましが、
これもやっぱり不自然です。
自分の声に合ったトーンで、
気負わず話すことが大切です。
②自分の声を録音する
これもすごく大切です。
ただ、「今から録音しよう!」とすると
どうしても力んでしまうので、
まずは家族や友達と話している時の会話を
30分ぐらい録音してみると良いと思います。
①で、「多少クセがあっても大丈夫」
とは言いましたが、
そのクセを自分で把握できていないのは問題です。
また、話すスピードも重要です。
私は早口なのですが、録音するまで
自分では気づいていませんでした。
はじめて自分の話を聞いた時、
何を言ってるかわからなくて本当にびっくりしました。
録音した声を聞くことで、
自然に改善すべきポイントがわかってきます。
③ダラダラ話さない
話し上手になるためには、
時間を決めて、ポイントを整理して相手に伝える、
という練習が大切です。
私は新人時代、
自分が勉強したことを一生懸命話そうと、
10ある内容を10全て伝えようとしていました。
当然時間は長くなりますし、
聞いている方も退屈している様子が伝わってきました。
いくら話したいことがたくさんあっても、
「今日は〇〇について話します。
ポイントは3個あります。」
というように、ポイントを整理することが
とても大切です。
これが「ポイントが10個あります」では、
聞いてられないですよね?(笑)
「削る作業ができる」ということも、
話し上手になるためには重要なスキルだと思います。
以上、
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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