「溶接を仕事にしたい」という相談を受けたので
今勤めている会社を辞め、溶接を仕事にして将来は独立したい。という20代の男性とお話をしました。
溶接の仕事は未経験だけど自分が好きだと思えるモノづくりの仕事がしたい。
組織に縛られたくないから独立をしたいけど、結婚ってできるの?と言った悩みを抱えていました。
異業種への転職というのはとても勇気が要ります。
一概に溶接の業界といっても年代や所属している会社によって待遇や給料面は大きく違います。
だから人の意見はあくまで一例であり、同じような待遇が得られるかどうかは、運や巡り合わせの要素が大きくなります。
そんな博打のような決断をしないといけない転職って、やっぱり腰が引けます。
でも事前に全て把握できる訳は無いので、ある程度思い切りは必要。
だから、したたかに計画的に行きましょうという事をお伝えました。
経験が無いので給料や待遇は選べなくても、どこで技術を学ぶのか、何を作る会社に入るのかは選べます。
溶接と一口で言っても作っている製品は様々です。
技術力があり、待遇や教育制度などが充実している会社に入ることを目指しましょうという話をしました。
溶接の業界は若い人が中々定着せず、人手不足のところが多いです。
それでも技術力のある会社はそれなりに待遇も良いので、倍率が高くなります。
妥協してとりあえずの会社に入るよりは、少し遠回りしても狙った会社、業界へ入るのが良いです。
だから職業訓練校や失業保険等の公的な制度もフルに使い、技術の基礎を学んだり職業斡旋のメリットを享受しましょう。
結婚の事は相手がある事だからわかりません。
でも結婚するまでよりしてからの方が長いから、そっちの幸福度を優先しましょう。
そして奥さんになる人に自分の考えをしっかり伝え、その上で判断してもらいましょう。
という少し上から目線でお話をしてしまいました…。
ちなみに僕は結婚して、子供ができてから独立したので参考にはならないかもしれません。
けれど(時間は掛かったけど)独立してからは仕事も充実しているし、家族との時間も増えました。
生きたいと思える生き方を自分で選べるというのは幸せな事です。
「こういった生き方をしている人も実際にいるんだよ。」という姿を見せることで少しでも勇気や希望を持ってくれたら嬉しいなと思いながらお話をさせて頂きました。(もちろん良い話ばかりで無く、生々しいリアルなお話もしました)
「将来的にどのくらい稼げるか、独立できるのかは本人次第ですが、その可能性を少しでも高くする方法を今から選択しておけば、夢描く未来像に近づけると思います。」
とまとめてみました。
溶接の業界は3Kと言われて敬遠されがちですが、腕次第でどんどん上がっていけ、お金も稼げます。
そして鉄を溶かしてくっつけるのはとても楽しいです。
より良い仕事、会社に巡り会えることを祈っています。
いつもお読み頂きありがとうございます!