サニーサイドスタジオ 7/13の日記（4/100)

今日は日記を書いてみる。

朝は少しゆっくり目に起きて、コーヒーを飲みながら今日のタスクの確認をする。

工房にはネット回線は通っていないし、冷房も無いので午前中は自宅で事務作業をまとめてこなす。

机に座ってiPadで作業するだけでも汗が流れるので、特にこの季節はできるだけ自宅で終わらすようにしている。

事情で学校に行っていない娘を9時過ぎに起こし、朝ごはんを食べて一緒にピタゴラスイッチを見る。

保育園児の頃からピタゴラスイッチと、カステラ工場やトイレットペーパー工場の様子を紹介する番組がお気に入り。

かわいいくまのキャラクターの出てくるアニメと同じくらいの食いつきで視聴するので、何にハマるのかいまいちよくわからない。
女の子はみんなプリキュアが好きなもんだと思っていたけど、どうやら僕の思い込みだったらしい。

畳くらいの大きなカステラが、コンベアで流れてくる場面ではいつも歓声をあげる。

昼前に娘を祖父母宅に送り工房に向かう。
すでに陽は高く工房内は蒸し暑い。

作業をこなしつつ、昼からの来客の準備。

こんな大阪の端にある小さな工房だけど、結構来客がある。
大阪市内から車で1時間はかかるのに、わざわざ直接話したいと来てくれるのが嬉しい。

先述の通り工房内は暑いので、あまりおもてなしもできない分、しっかり話をさせてもらう。
お客さんのニーズを聞けるチャンスなので、製品のこと以外の世間話もたくさんする。

いろんな人やお店、会社の人と触れ合えるのは単純に楽しい。

打ち合わせ終了後、見送ってから作業に戻っていると、別のお客さんがアポ無しで来る。
軽く打ち合わせと本日2回目の世間話。
他人の仕事の話を聞いたり、趣味の話を聞くのは自分の知らない世界を教えてくれるので好きだ。

また作業に戻る。

本日は真鍮エッチングの仕上げとクリア塗装を行う。

昼からの製作の日は基本的に休憩を取らない。
集中を切らしてしまいたくないのと、単純に時間が足りないから一気にこなしていく。

作業中はポッドキャストをながら聞きをする。
人の声を聞いてると寂しさは紛れるし、番組によっては勉強にもなる。

暗くなる頃に掃除をして撤収。


基本的に頭の中は常に仕事モードなので、帰りに家の日用品の買い出しなんかをして頭の切り替えをする。
そうしないと家に帰るなりすぐに仕事を始めてしまう。

個人事業主は自由業で気楽だと言われるけど、実際には気は休まらない。
常に仕事が付きまとうし、オンオフの切り替えという言葉は辞書にはない。

だから少しでも楽しく、自分のやりたい方向で仕事をしたいのだけど、現実は甘くない。

それでも今の自分の仕事は気に入っている。

工房で作業をするONの自分と、家族と過ごすOFFの自分が混じり合って境界が曖昧になる感じは意外に心地良い。

ここまで15分程度で一気に日記を書いてお腹が空いてきた。
明日も書く。

さー晩御飯を食べよう。