新製品を考える(86/100回)
今日は製作、発送、事務作業と大忙しだった。
一人で工房を営んでいる以上、全てのタスクを上手く回さないとあっという間にキャパオーバーになっている。
かといって仕事を減らせば生活できないしで、良い塩梅というのは1年のうちで半月もあれば良い方だ。
大体忙しすぎるか、仕事が足りないとソワソワしているかのどちらかだ。
不安定この上ない毎日だけど、新製品だけは常に考えている。
最近は忙しくてあまり時間をかけられていなかったけど、秋になり新製品の試作を行なっている。
同じものばかり作っていてはすぐに飽きられてしまう。
それに作り手としても常に新しいことに挑戦していたい。
現在立て看板を2種類、新しい自作工具を1種類試作している。
試作のうち半分以上はボツになる。
頭の中では最高傑作なんだけど、いざ形になると良いとは感じずがっかりしてしまう。形にしてみないと分からないことだらけなので、とにかく色々形にしてみる。
先日棒を曲げて文字にするタイプの表札を作った。
結構好評だったので、これからも色々作ろうと思っている。
曲げ文字は機械では作れないし、よくも悪くも手作り感が出てしまう。
その素朴さを気に入っていただけることも多い。
今後はこの曲げ文字を、看板にも取り入れたものを作りたいと思っている。
文字が金属で立体になるインパクトは意外に大きい。
手間はかかるけど、レーザーカットのように外注工賃がかからないので、その分納期や金額で価値を出せると思っている。
今月中に2点ほど完成しそうなので、また紹介しようと思う。
いつもお読み頂きありがとうございます!