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ものづくりは苦しくて楽しい。(13回/100回)


ものづくりは抽象的なイメージを具体的な形にしていく作業の連続だ。


頭の中にあるぼんやりとしたイメージから、使う素材の選定、サイズの調整、加工方法の検討、使いやすさはどうか。耐久性は確保できるか、と具体的なものにしていく。

頭と体をつかうので、楽しい時間でもあるけど産みの苦しみの時間でもある。

特に辛いのは、頭の中では完璧なのに、形にする度に陳腐に感じてしまうことだ。

工程を経るたびに少しづつイメージが具体的な形になる喜びと「思ってたのと違う。。」という失望が同時に襲ってくる。

具体化させていくことは楽しい反面、自分のダメさを突きつけられる時間でもある。


反対に材料をこねくり回しているうちに、思いもよらないカタチになることもあって自分は天才じゃ無いかと震えることもあるので(ただの偶然なのだけど)ものづくりは辞められない。

頭だけでなくとりあえず手を動かしてみると思いがけない発見がある。

他には自分のイメージを形にしたくても技術的にうまく行かないこともある。
図面作成の際にイメージしていても、実際に作り始めるとうまく行かないことも多いので、作業をしながら試行錯誤する。

(たくさん計画を練っても、結局最後の決め手が力技だったりもする。)


はじめて作るものは効率化できないので、普段からアイデアのストックを貯めておき、依頼や相談があった時にすぐ取り出せるようにしている。


取り出したアイデアが綺麗にハマるとついニヤニヤしてしまう。

ものづくりは楽しい。

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