【ペットの内側】
最近、ペットの状態はどうですか?
耳が痒くなっていますか?
手足をよく噛む様な神経症状が出ていますか?
脂肪がつき代謝不全になっていませんか?
それらの状態は飼い主さんも見えやすいものですよね。
その「見えやすいもの」に対して解決法を考えようとした場合、
例えば、
「耳が痒い」であれば、「耳を掃除」と考えますよね。
「手足が痒そう」であれば「軟膏を塗ってあげよう」
「太っている」であれば「ご飯を少なく」
となりますよね。
病気の治療をする人たちっていうのは、
きちんと勉強して「国家資格」をとってきているので、
「誰もがみたらわかること」だけで物事を考えるというふうにはなっていません。
例えば、
「耳が痒い」であれば、「耳と腎臓は関わりが深いから腎臓の検査をしてみよう」とか、
「手足をガジガジ?・・・それは「痒い」のではなく、神経症状だな。神経的ストレスがないのか?」とか、
「脂肪が増加している。脂肪が燃焼できていない。燃焼するためのエネルギーを吸収できなくなっている。であれば、胃腸の状態を改善させなければ。逆に、食事制限をしたら、ただでさえ、エネルギー不足なのに大変なことだ」などと考えます。
(専門家でもさまざまなレベルがあるので、みんながみんなそう考えてくれるわけではないですが)
要するに専門家は「見えにくいところ」をいかにみえるか?
を勉強してきているので、それらのことを知っています。
飼い主さんのみえる部分と
専門家のみえる部分は一緒ではないんですね。
専門家と話をする時は、
その「内側で何が起こっているのか?」を聞いてみると良いですね。
「なんで耳が痒くなっているのですか?」
「なんでカジカジ同じところを噛んでいるんですか?」
「なんで太っているのですか?」
そうすると、専門家である獣医さんとも話しやすくなるかもしれません。
そうやって、目の前のその子が今どういう状態なのかを共有しながら
進むことが治療や予防を成功させる大切なポイントですね。
🏫飼い主とペットの学校
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