eスポーツ

eスポーツ観戦を楽しむためにスト5プロゲーマーを紹介したい①

前置き スト5プロゲーマーの背景


こんにちは。ウルトラの叔父です。前回、初投稿note「スト5eスポーツ観戦が、未プレイでも楽しめると思う訳」の最後に
eスポーツ観戦を楽しむのに必要なのはゲーム知識ではなく応援する選手 
と強引に〆ました。
実際スト5eスポーツを彩るプロゲーマーの方々は、ゴールデンタイム時代のプロレスと同じくらい(わかり辛い例え!)キャラも濃ければ、選手同士の因縁や試合外でのやりとりも凄く面白いんです。なので応援のし甲斐がありますし、そんな選手を見つけるだけでeスポーツ観戦が100倍楽しくなると私は強く唱えます。

まだまだeスポーツ発展途上と言えるこの日本。世界各国がFPS(一人称視点のガンシューティングゲームのこと)やMOBA(チーム対戦式リアルタイムシュミレーションゲーム)で熱狂する中、日本の各メディア等で格闘ゲームが日本eスポーツの代表のように紹介していたり、スト5プロゲーマーの方の特番が多く組まれる等するのは スト5プロゲーマーのキャラの濃さ・選手層の厚さ が要因という声も非常に多いです。

一体何故なのか?
ゲームセンターというアングラ文化の中で育まれた特異な人間性やトークスキル。
選手生命が短いと言われるeスポーツ業界において、10代の若手から40代の古豪が入り乱れる世代を超えた戦い
ストリートファイターのコミュニティがeスポーツブーム以前より、いち早くゲーマーによる顔出し配信等に力を入れていたから…etc

と思い当たる理由は数多ありますがそんなこともあり、単なるゲーマーとしての憧れを超えた親しみやすさがあるのは間違いありません。

前置きが長くなりましたが、少しでもスト5eスポーツに興味を持っていただけるように、個性豊かなプロゲーマーの方の中でも特に応援しやすい環境にある選手・親しみやすいと個人的に思う選手を簡潔に紹介していこうと思います。また、どういった方がこの選手の応援に向いてそうなのかも書きますので参考にしていただけたら幸いです。

今回はウメハラ選手(かなりあっさり)・マゴ選手・ときど選手を紹介しようと思います。

※注意

今からでも興味を持っていただけるよう、シンプルかつ面白い部分をかいつまんでの紹介になります。既に詳しい方には物足りない・事実と異なると感じるかもしれませんがご了承ください



ウメハラ選手

ゲームをプレイしたことの無い方でもその名を聞いたことはあるであろう、格闘ゲーム界のリビングレジェンド。ファンからの愛称は「ウメちゃん」。
若手プレイヤーが続々と参戦する現在においても活躍を続け、他のプレイヤーや視聴者が驚くようなスーパープレイを魅せ続ける、正にプロゲーマー業界の第一人者です。昨年では長年使用してきたアーケードコントローラーからヒットボックスへと転向し、常に新しいものを実験・追求するその姿勢も話題となりました。

ヒットボックス2

↑ヒットボックス。レバーが無く、ボタンがスティックの代わりとなっている異色のコントローラー。画像はウメハラ選手の物とは別の標準モデル

メディア露出時の寡黙さ・冷静でストイックな所がイメージされがちですが、自身のネット放送等では
普段使っていないキャラを使い、技が決まる度に「たのし~~~!」「つええええーーー!」と楽しそうに叫ぶ
知り合いプレイヤーがリアル大失態を起こした放送事故動画を見て、ゲラゲラと笑い続けた末に、大失態の理由をリスナーと一緒に考える
・世界大会中、握手を求めてきた対戦相手に、自身が飲もうとしていたレッドブルを渡そうとしてしまう
等、ピュアでおちゃめな一面もありそれが魅力にもなっていおり、毎回多くの視聴者が訪れます。

ネット放送も頻繁に行っているため近況がわかりやすく、とにかく話題に事欠かない選手なので「まずは有名選手から応援してみたい!という方におすすめです。



マゴ選手

先ほどウメハラ選手を業界第一人者と紹介しましたが、そんなウメハラ選手をも凌ぐ話題性を持つ人物。それが「2D神」の異名を持つマゴ選手です。ファンからの愛称は「マゴさん」。

彼を一言で表すなら「最強のエンターテイナー」です。敗色濃厚な状況から劇的な逆転を成し遂げることもあれば、普通ならば楽勝の相手に対しありえないような負け方をして敗退することもあり、常にファンをドキドキさせます。
愛されキャラでもあるため、大会予選でマゴ選手が戦う傍に各プロゲーマー達がこぞって戦いの行末を見守りにやってくるという珍妙な光景になるのがある種お約束になっています。
マゴ選手の勝敗に一喜一憂するのは格ゲーファンも同じであり、世界大会の本選となれば、勝っても負けても「マゴさん」がツイッターでトレンド入りするのも日常茶飯事です。

マゴさん

↑ヤフー検索トップになるマゴ選手。なお優勝の瞬間ではなく、1回戦勝利時である

昨年のカプコンプロツアーでは8月まで各大会で予選敗退を繰り返し、敗北ネタが笑えなくなるようなスランプだった中、突如として9月を皮切りに好成績を収め続け、その年の成績優秀者のみが参加できる「カプコンカップ」では日本プレイヤー最高の4位を獲得。"セプテンバーマゴ"という二つ名が浸透したのも記憶に新しいです。
今年2020年もその勢いは留まるところを知らず、今年最初の大型大会である「EVOJAPAN」では準優勝という結果を残し、今後の成績も気になるところです。

マゴさん

↑EVOJAPAN2020決勝という大舞台で自宅のようにくつろぐマゴ選手。自宅なら最強というファンからの通説を意識したファンサービスかも

自身の配信や、数人のプロゲーマーが出そろう名物番組「TOPANGA TV」にもレギュラー出演しているため身近に応援もしやすいので、「応援でハラハラしたい!」「選手が勝ったり負けたりした時のファンの一体感が好き」という方におすすめです。



ときど選手

東大卒プロゲーマー」の肩書きを掲げ、近年ウメハラ選手をも超えるメディア露出度を誇る、現代プロゲーマーの看板的存在がこの ときど選手 です。ロート製薬や大塚食品といった大手スポンサーとも契約しています。

そのメディアへの影響力から「自分が戦うのはライバルのプロゲーマーではなく、世間の目」という考えのもと、日々ジムで肉体を鍛え上げ、食事バランスにも細心の注意を払い、住まう部屋にはゲームと最低限の家具以外を置いていないという、絵に描いたようなストイックさでスト5に"情熱"を注ぎます。

格闘ゲーム最大の祭典である「EVO2017」優勝。次の年の「EVO2018」も準優勝という輝かしい成績を持ちつつも日々の"努力"を怠らず、昨年のカプコンプロツアーでも最速活躍し、年度成績優秀者のみが出場できるカプコンカップの出場枠を早々に獲得しました。
努力と情熱は、ときど選手を代表する2大スローガンと言えるでしょう。

努力

↑先日発売された、ときど選手の著書。愛用キャラ豪鬼をイメージしたポーズが表紙に

そんな彼のゲームへの情熱を象徴するエピソードが「獣道」というイベント
の1シーンです。

この「獣道」は世界大会ではなく、ウメハラ選手とときど選手が10セット先取で雌雄を決するというエキシビションマッチのような企画で、前評判では当時破竹の勢いだったときど選手が優勢だと誰もが考えていました。
しかしウメハラ選手は"ニュートラル戦法"という異様な戦術を仕掛けます。ウメハラ選手の操るガイルというキャラクターが棒立ちのまま動かず、かと思えば攻めに転じて一気にペースを握るのです。ガイルは棒立ちの状態から必殺技を出すのが不可能なので、常識では考えられない戦法です。

「一体何が起こっている!?」と実況・会場のファン・配信を見る視聴者が大興奮する中、結果大方の予想を覆しウメハラ選手が10-5で勝利。
試合後のインタビュー。ときど選手は悔しさのあまり言葉が出ず、悔し涙を流します。

涙2

↑悔し涙を流すときど選手

東大卒というキャリアを持ちながらゲームに”情熱”を注いだどきど選手だからこそ出たこの涙は、プロゲーマーにもドラマがあることを物語る1シーンとして、私自身とても記憶に残っている場面です。

そんな勝利にひたむきなときど選手ですが、会場を沸かせるのもまたプロゲーマーの仕事の一つとしてファンサービスも決して忘れません。そこがファンやスポンサーの多い理由の一つでもあると思います。「強くてストイックな選手を応援したい!」「プロゲーマーに憧れている!」という方におすすめの選手です。

まとめ

今回はスト5プロゲーマーの中でも、特に人気の高い3選手を簡単紹介してみました。しかし、まだまだ面白いスト5プロゲーマーの方は沢山います。プロレスで言えば猪木・長州力・天龍源一郎を紹介したにすぎないようなものです(わかり辛い例え!)。
また今後も、文章力の向上を目指しつつ紹介していこうと思います。

ここまで読んでさり、ありがとうございました!

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