
子どもと信頼関係が築ける親とそうでない親の違い
何かを教えるとか、こどもが話をちゃんと聞いてくれるとか、何かができるようになるとか、その前に大事なことは、親子が信頼関係を結べているかどうかです。
そういう大事な心の土台をすっ飛ばして、勉強や知識を教えることだけに意識が向くと、親も子も、大事なものを失うことになります。
子供が親のことを信頼するかどうかは、まず、
この親は自分の話を聞いてくれるかどうか?
自分を尊重してくれるかどうか?
自分を理解しようとしてくれているかどうか
そういったところを、こどもは、心で感じ取ります。
普段こどもの考えを認めたり、応援したり、励ましたり、、、そういった言動がないのに.
テストで良い点を取った時や、誰かより優れた結果を出した時に「だけ」認めてくれると言うのは、
逆に、信頼関係を失っていくことにつながります。
信頼関係がしっかり築けると、子は親の話を勝手に聞いてくれます。
逆に、信頼関係がないと、ママの話、早く終わらないかなぁとか、
また言ってる..とかになるんです。
賢い子、思いやりのある子、
頭と心のバランスが取れた子に育てたいと思うなら、とにかく生まれた時から、子の話に耳を傾けることです。
赤ちゃんの時はたくさん語りかけることです。
子守唄を歌ってあげるのもとても良いと私は体験から感じています。
まずお父さんはお母さんは自分の話をいつも聞いてくれると子が感じている状態を作ることがとっても重要です。
話を聞いてくれていると言うのは、いつでも子が言った通りになるとか、思い通りになると言う意味ではありません。
たとえ子の希望とは違う意見を親が言ったとしても、ときには厳しく叱ることがあったとしても、
本当に、子への愛情から来ているものであれば、将来、子が親を憎むとか恨むとかそういった事は発生しません。
逆に、親の単なるイライラや感情のはけ口、または親自身が叶えられなかったことを、子供に無理矢理託そうとしてしまっている状態だとしたら、
なにかしらの問題(問題だと感じるような出来事)が目に見えて、出てくる時期がやってくるかもしれません。
「信頼関係」って、4文字、
しゃべっても8文字ですが、
これを作るのも、作れないのも、積み重ねしかありません。
ただ、子の話をちゃんと聞いてあげることが良いと言うのは、絶対的に頭でわかっていても、どうしてもできないと言う方も一定数存在します。
どちらかと言うと、私ももともとはそっちよりの人間だったと思います。
ただ今はいろいろなことを学び実践し失敗し、また実践し、、、と言うことを繰り返してきた結果、
なぜ子の話を、落ち着いて聞いてあげることができなかったのかが、分かります。
子に目を向ける前に、親が「自分自身」に目を向ける段階が必要なケースもあります。
そういった場合も、わたしが伴奏しながら、親と子が共に成長し、
賢くて思いやりのある親子になっていくことを、自分自身の20年以上の子育て経験で、
自己嫌悪になったり、人知れず苦しんだりした様々な経験からサポートしています。