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こどもを「偏差値が高い"だけ"の子」にしちゃうと、親子共に弊害が出てきます。

多くの親が、頭の良い子に育てたいと思って、情報を集めたり知識をつけようとしますが、


根本的な「信念が無い」または、「歪んでいる」「ズレている」と、親子共に弊害が出てくると感じます。

特に「偏差値が高い"だけ"の子」にしてしまうと、悲惨な結末となる事例も、ニュースで見ることがありますよね。

良かれと思ってしている「親の教育の努力」の方向も、「本当に望む結果」に到達しないのであれば、気づいて見直すということが必要です。

だって、本当に望むことは、「この子に幸せになってほしい」と言うことですよね^^

・うちの子、文字が読める、書ける!
・うちの子、英語を話した!
・うちの子、点数が上がった!
・うちの子、クラスで一番!
・うちの子、有名合格した!

と目に見えた成果は、大人からすると喜ばしいことだし、(本人の努力もあるのだけど)、喜ぶこともまた当然かもしれないけれど、

ただそれは「本質的」では無いんです。

「1度の人生を、その子が幸福に生きる」と言うことの本質的じゃないから、

学業優秀でも、ニュースになってしまうような「不幸」が現実に起こるんですよね。

私が知っているエピソードに、以下のようなものがあります。

Aくんは、小学生時代は某大手塾に通い、受験も合格し、大学は医学部に推薦入学をしました。

いわゆる、「学業優秀」な訳です。

しかし、

「どうせ自分なんて...」
「自分は向いてない」
「生きてる意味ない」
「なにしてても楽しく無い」

と言うことがありました。

大きなプレッシャーがかかった時に、その傾向が大きく表に現れるような気がします。

これはもちろんこの子が弱いわけでも、悪いわけでもないし、親も「良かれと思って」精一杯やってきただけ。でも、方向性がズレていただけなのです。

自分ならやれる!!という
「強いエネルギー」
「高いエネルギー」で、
自己を肯定することが、難しくなっているんです。

こう言うことって、一定数の子が陥りますが、共通点として「親にコントロールされて、やらされてきた」ということがあると感じます。

人間の大きな欲求の1つに、

「自らの意思でやる」

というものがあるんだけど、

自らの意思でやるからこそ、「僕はできるぞ!わたしはできるぞ!」という、根の張った、"自己有用感""自己効力感"が生まれます。

人からやらされてきた人生には、例え表面的には、なんでもこなせても、

内側からの「できるぞ!やれるぞ!」というキラキラしたエネルギーは、決して生まれません。

幼いころは、子どもにとって親が世界の全てであり、正解なので、親の言うことがみごとに刷り込まれていくんです。良くも悪くも。

その刷り込みが、本人の「自らの意思でやる・やりたいんだ」という意欲を知らず知らずに削いでしまうようなものだと、一時的に学業的な成績は出せても、幸福感のない人生になってしまう危険性が大きくなります。

人間、学校で生きていく時間より、その後の人生のほうが圧倒的に長いですよね。学生時代はテストの成績で評価されるだけ、まだマシ。

かろうじて、テストさえとれれば、偏差値さえ高ければ、フェイクであったとしても自己肯定感が保たれるんです。

親自身が、目の前の我が子の様子を感じ取ることができず、

・成績
・偏差値
・周りとの比較
・優劣
・自身の承認欲求が満たされていない

などが強い場合は、確実に親の中に「種」があります。

「種」とは、親もまた、その親から受け継いできた「自分を縛る、"べき" "ねば"の局所的な価値観」であり、

なによりも「私を認めて!!」「苦しいよ!」という叫びでもあると、私は感じます。

だからね、こどもを、何かをさせようとする前に、あなた自身が人間として幸せである必要がある。

あなた自身が背負ってきた、「もう要らない価値観」と「別れの儀式」をしていく必要があるんです。

自分の価値観の、入れ替えです。

子育てを通して、価値観の見直しをすることで、あなた自身も、こどもも幸せになっていく子育てが可能になるんです。

自分が満たしきれなかった「何か」を、子どもを通して満たそうとしてはなりません。

あなたの人生は、あなたのモノ。

子どもの人生は、こどものモノ。

誰もが平等に、「おひとり様、1人生」なのです。

自分の生き方、歩き方は、自分で決められる子にすることが、まるッと人生を豊かにするための、最高で最大の、親から子へのプレゼントだと、私は思っています。

あなたも、そんなプレゼントを残せるママに必ずなれますよ。

過去は過去。

未来も、ずっと過去の延長である必要はないのです。

自分で人生は作れるという背中を見せるのは、親の役割でもあると、私は思っています。

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