【KL母子留学】コンドミニアム早期解約交渉の結果
2024年4月からクアラルンプールに母子留学中のSunnyです。
現在住んでいるコンドミニアムに入居したのは4月末のこと。
原則1年住むという内容で契約を交わしたのですが、このたび夫のロンドン駐在が決まり、急遽11月末をもって母子留学を終了することに決めました。
せっかく生活を立ち上げたので、2学期が終わる春まで母子留学を続けて1年契約を全うすることも考えましたが、家の解約さえ問題なければ早くに家族結集する方が全員にとってハッピーだったので、不動産仲介担当者を通して大家さんに解約の前倒しが可能か打診。
《結論》前倒し解約を承諾してもらい、デポジットの扱いについて合意に至りました。ただ、最初からすんなり話は進まず、ごにょごにょした上で着地したので、どんなやり取りがあったか一例として書いています。
3ヶ月半前に解約意向を連絡
夏休み中にWhatsAppを介して不動産屋に事情を連絡し、大家さんに1年未満の解約を承諾してもらえるか確認すると「OKだけど、デポジット1ヶ月分は修繕費用に充てる」とのことで返信がありました。
退去の際、切れている電球の取り替え、エアコン、カーテン、ソファー、マットレスなどのクリーニングを済ませて開け渡す必要がありますが、すべての修繕費用をあわせても、家賃の半額に充たないのでは?と内心思いつつ、大家さん自身が管理すればメンテナンスに漏れがないし、こちらは諸々の手配が不要になるので助かるということで、デポジット1ヶ月分の徴収でOKの旨、返信しました。
そこから2週間反応がなく、確定で問題ないか連絡すると、ごにょごにょしたやり取りがはじまりました。
解約条件の訂正が送られてくる
11月末の解約はOKだけど、ペナルティーとして1ヶ月分の家賃を追加で支払い、修繕費用はこちらで持つようにとの連絡がありました。そして、家賃2.5ヶ月分のデポジットのうち、すべて問題ないことが確認できれば1.5ヶ月分を返金しますと。
数字があっちゃこっちゃ入り混じっていて、一見デポジットを返してくれているように見えるけど、全然話が違ってきてるじゃんと。こちら側が5ヶ月も契約を前倒して解約を要求している申し訳なさはもちろんありますが、だからといって言い値を受け入れられるほど深い懐は持ち合わせてない。追加で家賃2ヶ月分を没収されるとなると、子育て真っ只中の懐にはだいぶ効いてくるので、率直に疑問に思った点を不動産屋に返しました。
1ヶ月分のデポジットでアフターメンテナンスに充てる話じゃなかったのか?
契約書を読み返しても、早期解約によるペナルティーで家賃2ヶ月分を支払わないといけないという文面はどこにも書かれていない。契約書の中で解約について触れている部分をすべてスクショして添付(以下写真参照)。
今のところ破損物はなく、光熱費も滞納せずに支払っているから、1ヶ月分の家賃=修繕費に充てるなら十分お釣りがくる。
金額が金額でこちらはビリオネアでもないので、思いついたような言い値は承諾できない。
2週間後の回答
再び返信が滞り「どうなっていますか?」とメッセージを入れると、家賃1ヶ月分を追加徴収した中から大家さんが修繕を担い、家賃2.5ヶ月分のデポジットから、早期解約ペナルティーとして1ヶ月分を没収するとの回答。
なぜ十分な修繕費用をこちらが支払うのに、更にデポジットから家賃1ヶ月分を引かれるのか納得できずにいると「早期解約をする場合、通常はデポジット全額没収する権利があるところ、家賃1ヶ月分でOKしてくれているんだよ」と。
本来はそうなのかもしれませんが、通常って言われても誰にとっての通念上なのか不明。
契約書には一切そんなことは書かれていないし、家賃デポジット2ヶ月分は家賃を滞納した時の保険として支払っていて、0.5ヶ月分は光熱費の補填だから早期解約の際に没収される分として支払っていないとコメント。ただ、こちらが想定よりだいぶ早く契約解消を申し出ているという引け目は感じているので、光熱費のデポジットとして支払った0.5ヶ月分はペナルティーとして支払うと提案。
大家さんが修繕を担ってくれる場合は、家賃1ヶ月分のデポジットをお支払いする。
こちら側で修繕費用を負担する場合は、家賃2ヶ月分を返金してくださいと。
そして、デポジットの返金手順は、マレーシアで銀行口座を持っていないから、最終日に部屋の状況を見て問題がなければ、現金でもらいたい旨を伝えました。折れるところは折れ、図々しいところは図々しいままにやり取りが続きます。
退去時のクリーニング費用をざっくり試算
その間もエアコンのクリーニング費用は1台RM110、L字型のソファーはRM190、マットレスは2つでRM210、インドアとアウトドアの清掃は合わせてRM220程度と修繕見積りの結果を提示し、十分な金額を支払うつもりだから、早期解約ペナルティーとして家賃1ヶ月分の追加徴収は勘弁してムードを出し、大家さんと直接話をさせてもらいたいとリクエスト。
3日後、大家さんはおばあちゃんになったばかりで新生児の世話の手伝いに忙しいから直接交渉は実現しないけど、この内容で了承してもらえる?と情勢が一変し、満点回答がでてきました。
大家さんからの最終回答
家賃2.5ヶ月分のデポジットのうち、1ヶ月分は11月の家賃に充て、残り1ヶ月分は諸々のクリーニング代へ。よって、こちらは何の修繕手配もせずに済み、最終日に鍵を返却すれば解約完了。残金0.5ヶ月分は解約日に現金で返金される予定です。
赤ちゃんを迎え、交渉を長引かせる時間がなくなったのか、難なく言い値を承諾してくれる日本人かと思いきや、いちいち反論してきてめんどくさく思ったのか、多分どちらもでしょうが、ありがたい回答をもって合意に至ることができ、心労が1つ解消されました。
「マレーシアルールだから」とローカルの方に言われたら、「そういうものか…」と受け入れるしかない状況に陥りがちですが、紙切れされど契約書。話し合いの際に文言を示しながら「そんなことは書いていません」「書いてあることしか認識していません」と主張ができたので、説明書は全然読みませんが、契約書は念入りに目を通しておくって大事だなーと改めて学びになりました。
きっと次の借主との契約書には、早期解約に関するペナルティーが追記されることでしょう。汗
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