【KL母子留学】サッカー教室探し
2024年4月からクアラルンプールに母子留学中のSunnyです。
小学1年生の愛息子は球技が大好きで、日本にいる頃は週4でサッカー教室に通っていました。
KLに来てからも続けられたらと思い、いくつかサッカー教室の体験に行った時のエピソードです。
FC Japan Malaysia
マレーシアに到着した次の日に早速『FC Japan Malaysia』の体験へ。
Japanとついているだけあって、ローカルのコーチがわずかに日本語を混ぜながらレッスンを行なっており、見学に行ったサッカー教室の中で日本人が一番多かったです。それでも、見慣れない外国人コーチと見知らぬ子供たちが訳のわからない言語を話している様子にビビってしまい、序盤は全然練習に入ろうとしなかった息子。後半になってようやく体を動かしはじめ、最後は汗だくになって試合を楽しんでいましたが、本人の様子、練習メニュー、通いやすさの面で決め手がなく見送りました。
FC Japan Malaysiaは、大型モールの屋上にある屋根つきコートで練習を行っているので、天気に左右されず、直射日光も避けれて安心です。親は必ずしも現場にいなくて良く、1時間のレッスンが終わる頃にパパママたちが戻ってきていました。レッスンが終わった後は、モールでご飯を食べたり買い物ができるという運動させがてら用事も済ませることができ、近くに住んでいるor車を持っていたら親には非常にありがたい環境だと思いました。
Destiny Football Development Centre
次に体験へ行ったのは、Oasis International Schoolの広大なフィールドで毎週末練習が行われている『Destiny Football Development Centre』。
まず、芝生が整えられている上、のびのびサッカーができる環境に好印象◎
前回同様にモジモジしていると、コーチも子供たちも息子を気にかけてくれ、しまいには拍手で受け入れる儀式があったりと温かい雰囲気にほっこり。だんだんリラックスして練習をやりだし、Grabで45分かけて来た甲斐があったなんて思っていた矢先にスコールが到来。学校施設内には入れないので、雷が鳴り響き、大雨が降っていても小さなテント内でひたすら待機するしかないと聞き、毎週娘まで連れ、頻繁にこうした事態に見舞われるのはきついかも…なんてつぶやいていたら「もう少し自宅から近いところの練習に参加してみる?」と、金曜日に違うフィールドで開催している練習に参加させてもらいました。
草がボーボーの中、小学1年生から中高生の子供たちが一緒にサッカーをしていて、まさにフィールドサッカー状態。Oasis International Schoolのフィールドと違い、足場がボコボコしていて練習がしづらそうだったのとトイレが周辺にない点が気になり、ここもまた金曜日の夕方にGrabで行き来するのは大変と判断し、残念ながらお断りしました。
最初の練習も2回目の練習も緊張をほぐそうと息子を温かく迎えてくださり、2回目の練習後、「Grabで帰るなら送るよ」と声をかけてくれたマネージメントに携わっている夫妻。親切にしてもらった手前申し訳ないながらに入会をお断りすると「また何かあったらいつでも連絡していいし、息子にとって良いサッカー教室が見つかればいいね」と終始温かい対応をしていただきました。
Destiny Football Development Centreでは、トーナメントシーズンに入ると毎週さまざまな開催地で外部のチームと試合を行い、高学年になると海外遠征に行く機会もあるようです。息子が参加した低学年クラスは、サッカーを親しむことに重きをおいた練習メニューでしたが、おしゃべりにかまけている子に対してコーチが厳しめに注意している場面も見られ、ただ体を動かすだけではなく、規律も学べそうだなと思いました。サッカー好きのティーンがチームに残っていき、より本格的な練習に取り組んでいるサッカークラブでした。
KDH Football Academy
韓国人のプロサッカー選手Kim Do Heonが設立したサッカースクール『KDH Football Academy』は、体験料としてRM50をお支払いして練習に参加。スポーツ全般にうとい私は名前を聞いても全然ピンとこなかったのですが、サッカー好きの夫はKim Do Heonはもちろんのこと、マネージメントに名を連ねる日本人の元サッカー選手にも興奮していました。※ご本人に会えたのではなく、ホームページを見て「まじか」とミーハー炸裂という意味。
Mont Kiaraは日本人と韓国人が多く住んでいるエリアですが、老舗インターナショナルスクールもあることから、体験に行ったスクールの中で白人比率が一番多かったです。余談ですが、学校に入学した初日に見覚えがある子がいるなと思いきや、この日の練習で一緒だった日本人の男の子(同年齢でMont Kiara在住)だと判明し、ビックリでした。
一通り準備運動をするところまではどこも似たり寄ったりのメニューですが、KDH Football Academyでは、フィールド内での立ち回り方やポジションを意識するよう繰り返しコーチが口にしており、この日は高度なパス繋ぎの練習をメインに行なっていました。そんな姿を見て、試合で勝つための知識をつけ、間違いなく個々のサッカースキルはアップできるんだろうなと思った反面、大人主導で効率の良いゲーム運びの知恵をつけてしまうと、子供自身の試行錯誤する機会が減ってしまわないだろうかと思ったり。まだU6やU8のうちは、試合での勝ち負けを意識しすぎず純粋にサッカーを楽しんで欲しいし、コーチの指示通りに動ければ良しという練習ではなく、自分のやりたい動きを試して手数を増やすことを歓迎する方針のサッカースクールが良いなと思っているので、体験だけに留まりました。
KDH Football AcademyはKLで6カ所スクールを運営しており、我が家はMont Kiaraにある室内フィールドでの練習に1回参加しただけなので、別の場所の練習メニューや雰囲気はわからず、上記はあくまで素人の個人的な感想になります。
韓国や日本人の元プロサッカー選手が運営に携わっているだけあって、ホームページは練習スケジュールや料金体系が細々と明確に記載されていて、キチッと組織が成り立っている印象を受けました。低学年男子が大人数集まっていましたが、だらけている子は見当たらず、サッカー好きの動ける子供たちがしっかり練習に取り組んでいました。
FCKL Elite Development Programme
毎週木曜日の夕方に1時間の練習を行っている『FCKL Elite Development Programme』。女子サッカーチームを率いている白人コーチがスキルアップしたい子供に向けて開設しているクラスになり、特定のサッカーチームに属すわけではないので入会金やユニフォーム購入などの初期費用はなし。月額制でもないので、ネットでRM30のチケットを購入すれば誰でも練習に参加できます。
こちらの良かった点は、息子を含めた固定参加メンバーが3人と少人数な上、2人は日本人の兄弟と親近感急上昇。キレキレに動けるサッカー経験者のコーチは英語だけを話すので最初はオドオドしていた息子ですが、同郷の仲間と一緒に練習となれば泣いているわけにもいかず、負けん気も刺激され、一番身を入れて練習に参加していました。
しかし、虫除けが効かない生命力の強い蚊が多く、毎回3人とも刺されまくるという難点つき。ちょうど帰宅ラッシュにぶつかる時間に練習が終わるので、Grabがつかまりづらく、高額になるのも痛い。雨が降った日は1時間以上Grabがつかまらず帰れなかったこともあり、現地に到着した直後にスコールで中止となった日もありました。そんなこんなでだんだんと行くのが億劫になってしまい、夏休みに入ってからすっかり足が遠のいて今日に至ります。
Epic Kids Football Academy Eco Park
週末に練習を行なっているところを探していた時に見つけた『Epic Kids Football Academy Eco Park』。比較的通いやすい距離にあり、週末の午前中に練習をやっていて、月会費が一番リーズナブルかつ休んだ分の振替ができるという点は良かったのですが、他の参加者の子たちは上手になりたくて来ているというより、連れてこられたからやっているような感じで、順番に練習を抜けては休憩している子がチラホラ。ちょうど祝日前後の日に行ったので、帰省している子が戻ったらもう少し参加者が増えると話していましたが、ゆるそうな雰囲気は否めず。安全面を考慮しているとはいえ、練習に使うボールは幼児が蹴るような柔らかいボールだったし、うーむということで一度きりで終了。
Little League@UMPark
マラヤ大学の敷地内で練習を行っている『Little League』は、『FCKL Elite Development Programme』同様にチケット制をとっているため、前日までにRM30の支払いを済ませば誰でも練習に参加できます。
〜良かった点〜
広々していて芝生がきれい
我が家から近距離で通いやすい
週末の朝8:00〜9:00の練習時間は、暑くなる前に終わるので待っている方も苦ではない
毎週違った練習テーマを設けていて、毎回最後は試合で締めるという内容が◯
広々した恵まれた環境かつ通いやすかったので何度か練習に連れて行ったのですが、毎回人見知りを発揮し、しまいには「行きたくない」と言うようになったので、お休み中というか、自然退会状態。
サッカーがやりたい気持ちより、「英語が不十分な僕がここにいて良いのかな?」「この動きは合ってるかな?」「今なんて言ってるんだろう…」など、どうしても心理的不安が勝ってしまう中、「今までと同じように楽しめばいいんだよ」と言ったところで気持ちがついてこないんだと察します。そんな状況で無理やり練習に連れて行っても体は動かない。それが分かっていても、こちらとしては「せっかく来たんだから」とイライラが募ってしまい、不必要な怒りを息子に抱くことになれば本末転倒もいいところです。
結局、これだけサッカースクールの体験に行きましたが、お互いの精神衛生を保つ為にも定期練習には参加せず、放課後に顔馴染みの生徒たちとミニサッカーをすることで今は落ち着いています。
ただ、ヘトヘトになるまで運動する時間が以前に比べて圧倒的に少なくなっているので、息子の余剰エネルギー(加えて、日中に溜まったフラストレーション)の発散先が私と娘に向かいがち。もう少し本人に自信がついたら、やっぱり何かしらのスポーツチームに入ってもらって、暴れる気力がなくなるくらい毎日クタクタに運動してもらいたいものです。
トレーニングシューズは日本から持参がオススメ
スポーツショップに子供用シューズは置いてありますが、テープ式で履けるものはファッション用途ばかりで(しかも種類は少ない)、トレーニングシューズやスパイクは100%ひも靴です。アディダスショップやSport Directなど何店舗か確認した限りでは、23cm以下のトレーニングシューズやサッカースパイクは見かけず、0.5cm刻みの靴も置いていません。どこかに売られているのかもしれませんが、来たばかりですぐに見つられる保証はないので、23cm以下のサイズを履いている子には履き慣れたトレーニングシューズとサイズアップした用の靴を日本から持ってくることをオススメします。
また、子供用のキーパーグローブもこちらでは見かけません。体験に行ったサッカーチームの低学年クラスでは、どこもゴールキーパーを交代制にして試合を行なっていたので、暑い中、わざわざグローブをはめてキーパーをしている子は見かけなかったです。売られていないから持っていないし、需要が低いから売られていないのかと。
とある練習場で息子のキーパーグローブを忘れて帰ってしまったことがあり、保管ボックスに入れておいてもらったところ翌週見当たらず「どうやら誰かが持って行っちゃったようだね」と言われた残念な一件がありました。こちらでは子供用のキーパーグローブは滅多に見かけないので、使うなら日本から持参し、くれぐれも忘れて帰らないようにお気をつけ下さい。
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