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2泊3日 パリ旅行
2025年1月
フランス・パリに行った時の旅行記です。
Eurostarに乗ってパリへ
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ロンドンから電車に揺られること約2時間半。
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電車の中で国境を越え、あっという間にパリ到着。
空の旅と同じく、乗車前は手荷物検査や税関を通りますが、特に液体の容量規定はなく、飲み物の持ち込みも可能。パリについた後は、これといった身辺チェックはなく、それぞれがそれぞれの地へ。
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街中を歩いている時は、いろんな顔つきをしている人を見かけ、浮かれて歩いてはならぬ空気を感じたのですが、ギャラリーラファイエットやプランタンに入ると一変。夢中で買い物をしている観光客ばかりで、小さいエリアを短時間散策しただけですが、パリの光と影の部分が垣間見えた気がしました。
ルーブル美術館
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20代前半に夫とエコノミー旅行をして以来、2度目のルーブル美術館。
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朝9時過ぎに行くと、すでにこの行列。
数々の名画を見ようと、世界中から集まった人々で館内外は非常に混んでいます。
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モナリザ周辺は前回も今回も常に人だかりが絶えず、「モナリザだ!」と目に入ってきてから立ち去るまで一瞬。強靭のハートがあれば、絵画の目の前に立ってしばらく鑑賞することもできるかもしれませんが、前から後ろから押し寄せられるプレッシャーが半端なく、ゆっくり見れたものじゃありません。
ルーブル美術館を訪問した観光客の誰もが同じ思いを持つであろう中、フランスのマクロン大統領は1月28日、ルーブル美術館の大規模改修工事をする方針を発表した記事を目にしました。
建物の老朽化や来場客の増加に対処するため、今後、10年間で7億から8億ユーロ(約1100億円から1300億円)かけて、大規模な改修工事をする方針を発表。
レオナルド・ダビンチの名画「モナリザ」を専用の部屋に移して入場制限するほか、現在のエントランスのガラスのピラミッドの混雑を和らげるため、美術館東側に新たなエントランスを建設する計画です。
水漏れや天井などの損傷も相次いでいて、工事費用を捻出するため、来年1月からEU(ヨーロッパ連合)以外の外国人観光客の入場料を、現在の22ユーロ(約3500円)から値上げする予定です。
今回、大人のチケットは22€で子供2人分は無料だったのですが、今度来る時はいくらになっているんだろうか。いつの日か、専用の部屋に移ったモナリザをあらゆる角度から眺めてみたいです。
ジュンク堂
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ルーブル美術館を出て散策していたら「ジュンク堂」を発見。
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海を越えて渡ってきた日本の書籍がずらりと並んでいて、まさに日本の本屋。
定価の2〜3倍するので、よっぽど今すぐ読みたい本じゃない限り「帰国した時でいいや」となってしまいますが、面白そうなタイトルの本たちが放つワクワク感に高揚しました。
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夫と息子は、夜21:00開始だったパリ・サンジェルマンの試合を見に行き、伊東選手、中村選手のプレーを間近で観戦。
ウホウホ地響きをさせながら熱量高い応援コールを生で耳にし、体格のいい選手に混じって日本人プレイヤーが世界で活躍している姿を生で目にし、眠さ吹っ飛び興奮冷めやらぬ様子で帰ってきた2人。
本物に触れて喜びスイッチが発動するのは、大人も子供も一緒です。
オルセー美術館
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息子のクラスでは、ゴッホについて学んだり、「星月夜」の絵をぬる宿題が出たばかりで、ちょうどゴッホに興味が湧いていたタイミング。それならとオルセー美術館へ。
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本人が見たいと言っていた「ひまわり」や「星月夜」の展示はありませんが、ルノワール、モネ、セザンヌ、ミレーと巨匠たちの名作がこれでもかと展示されているので、見惚れるあまり?口数少なめに過ごしていました。
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モナリザほどではありませんが、著名な作品の周辺は、やはり人だかりができています。
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逐一写真を撮ろうとする娘に、「写真を撮るために来たんじゃなくて、自分の目で見るために来てるんだからね」と注意する母。
「それならカメラを与えるなよ」って話は重々承知でして、常に己の矛盾との戦いです。
思い返すと、どこに使うわけでもないのに撮ることが楽しく、無意味にいろいろ撮ってた時期が自分にもあったので、取り上げるのも違うかなと思ったり。
口やかましいから見はするけど、写真もやっぱり撮らなきゃ!といった感じで、娘は忙しなさそうにまわっていました。
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姉の真似をして、撮影に夢中になりだす息子。
「画面越しじゃなくて自分の目でも見て」に加え、「ここで編集作業しないよ」と追加注文。アプリの使い方を教えていないのに、なぜ使いこなしているのやら。恐るべし、デジタルネイティブ世代。
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ルーブル美術館から遠目にエッフェル塔のてっぺんが見えましたが、まだまだ観光名所を残しての駆け足旅行だったので、暖かくなった頃にまた訪れたいです。
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どこを見ても建物が荘厳。
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免税手続きは、機械操作をしてレシートをかざすだけで完了。近くに人が立っているので、ランダムに止められて品物チェックなんてこともあるかもしれませんが、基本的には操作がわからない時に案内してもらえる感じで、今やTax Refundも自動化が進んでいるんだなと。
行き同様に帰りも電車の遅れはなく、スムーズにロンドン到着。
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ハリーポッターのロケ地 Kings cross駅の9と3/4番線プラットフォームを経由して帰路につきました。
パリ購入品
パリ市内に数店舗あるスーパー「MONOPRIX」では、パリらしい土産物から衣類、化粧品、おもちゃ、日用品、食品まで幅広く売られています。店舗によって閉店時間は異なりますが、遅くまで開いているところが大半で、日曜日も朝から営業していました。
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おもちゃコーナーに立ち寄った息子が「ハズブロ版だ!」と大興奮していたベイブレード(10.99€)。娘は、置いてあるものがどれも可愛くて迷いに迷って選んだパリデザインのマグカップ(12.95€)を記念に購入。違う絵柄のマグカップは、Eurostarの税関を通った先にあるお土産ショップに1€ほど高い値段で同じものが置いてありました。
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チョコレート専門店「CLUIZEL」で購入したチョコレートも写真に混ざっていますが、MONOPRIXオペラ座店の徒歩圏内には、ステキなチョコレート専門店が点在。CLUIZELでは、日本人の店員さんにご対応いただきました。
MONOPRIXで購入した食材は、MAILLEマヨネーズ(3.29€)、エシレバター200g(3.64€)。ちょうど日本から持ってきたマヨネーズが終わったので、このマヨネーズを使ってポテトサラダを作ったのですが、モリモリ食べてくれたので、後日パリ出張に行った夫に2瓶追加して買ってきてもらいました。日本でもお馴染みエシレバターは、簡素な料理でもおいしくなるような気がします。
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「PHARMACIE」と掲げている現地の薬局で購入した品々。ラロッシュポゼのスプレーは150ml(写真右)を気に入って使っており、2倍サイズ300mlを見つけたので購入(7.99€)。スプレーは飽きずに使いきれる自信があるので大容量を買いましたが、顔全体に塗るものや酸化がすすみそうなオイル系の化粧品は、開封したら一定期間で使いきりたい派なので、ミニボトルや少量サイズが嬉しかったり。パッケージがおしゃれだった歯磨き粉25ml(各3.99€)、BIODERMA拭き取り化粧水100ml(3.99€)、NUXE万能オイル50ml(13.99€)もそれぞれ小ぶりサイズをセレクト。BIODERMAのリップクリームは2本で4.99€でした。
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スクールカラーと同じロイヤルブルーに惹かれて購入したエルベシャプリエの701GP。現地価格は521€(内、免税が62.52€)でした。1€160円換算すると73,357円。日本での販売価格は86,680円とあるので、円安とはいえ約13,323円ほどお得に購入。この色の組み合わせは以前のデザインのようで、今季のラインナップとして日本では売られておらず、店舗にあったものは最後の一点。旅行ならではの浮かれた買い物ができました。