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ジャズドラムの名人たち①3人の名BOPドラマーの音を紹介します!

4月4日、悲しいニュースがSNSで飛び込んできた。ジャズドラマーのアルバート’TOOTIE’ヒースの訃報。1935年生まれだから88ー9歳。ついにTOOTIEまでも天に召されてしまった。。
ここ4、5年で、私がジャズを始めた90年代後半にはは健在だった、1950年代のハードバップを創ったドラマーたちが次々と天寿を全うしている。
私がジャズドラムにハマるきかっけとなったジミーコブ(1929ー2020)
バリーハリストリオのレギュラーを50年以上つとめた、真のオフビートドラマー、リロイ・ウィリアムズ(1937 – 2022)など、時の流れは、美しいジャズドラムのサウンドを天に帰してしまう、。
彼らに共通するのは、、、とにかく、スイングするドラマーだということ。
そして深いビバップの美学を愛し、その美を表現する信念を一生変えなかったこと。
先日のアルバートヒースは、ビバップをコアに、ラテンやファンクのサウンドを見事に自分のドラミングに取り入れていた。
それこそが、ビバップの精神である

ここではみんなに聞いてほしい彼らの作品を紹介します。
詳細な解説は抜きにします、聴いて、感じてみてください!!
まず、アルバートヒースといえば!!!ボビーティモンズトリオでのこの名演!!

ジミーコブといえば!!!
問答無用の最強リズム隊、マイルスバンドでのウィントンケリートリオ

リロイ・ウィリアムズといえば、バリーハリストリオ!!

どの演奏も、相当な集中力で、その場の音楽を全身で聞きながら、
ひたすらスイングすることに徹していること。
まずリズム、リズム、リズム、!!
ドラムの役割の90パーセントはスイングすることだと、、
そのうえで、自分の中からでてくる、その音楽から発想される
ウタをドラムで奏でるだけ。

そのような美学のドラマーは、どんどん生まれにくくなってきているのかもしれない、、
ネットを見れば簡単にお手本のようなサウンドを映像や譜面で手に入れられ、身に着けていける時代。
それらをうのみにして、ウケる、売れるからと練習を継続すればするほど、似たような共通解みたいなサウンドに収束していくのかも知れない、、
そんな時代だからこそ、彼らの美はより一層際だって美しく響くのでは無いだろうか。。

とはいえ、世界中に彼らの音楽、ドラミングに魅せられ、継承していこうとしているドラマーはたくさんいると思う。
僕もその1人でありたい。。

著者 大江陽象のライブ・セッションスケジュール↓


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